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     ~ グローバル投資への扉 ~   関東財務局長(金商)第1173号

買うな

【週末だけのグローバル投資】やはり米中協議は物別れに (3)日本に住む人が中国製通信機器を持ってはいけない理由





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週末だけのグローバル投資  -生き残りの処方箋- 

第424号 やはり米中協議は物別れに (3)日本に住む人が中国製通信機器を持ってはいけない理由

週1回発行
                      ワイルドインベスターズ株式会社

                      関東財務局長(金商)第1173号
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米国は華為(ファーウェイ)技術に対し、ハイテク部品などの禁輸措置を取りました。

これは昨年8月に国防権限法(NDAA2019)が成立した時点で、当然予想されたことです。

5GチップもアンドロイドOSも手に入らないとなれば、華為はZTEと同じように苦しい立場になるはずです。

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 米、ファーウェイへの輸出を事実上禁止
日経     2019/5/16 7:23 (2019/5/16 10:52更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44862730W9A510C1MM0000/
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米商務省は15日、中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)に対する米国製ハイテク部品などの事実上の禁輸措置を発表した。
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これに対し、日本ではまだ中国製のスマホなど通信機器が売られています。

おそらくテレビなどで宣伝もされているのでしょう。

この期に及んでまだ気付かないのであれば、強い口調で言うしかありません。

「日本など米国経済ブロックに住む人々は、

中国製通信機器を持ってはいけない」

ということを、です。

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レポートやブログに何度か書いていますが、この国防権限法には第二段階があります。

「2020年8月13日以降は、中国系5社の通信機器を社内で使用している企業は米政府機関と取引が一切できなくなる」

社員ひとりがこっそり個人的に持っていたとしても、会社ごと制裁される可能性があるということです。

日本政府関係者も、米国と取引があったりドル決済している大企業も、その下請けも、全員影響を受けます。

この法律が知られたら、米国経済ブロックで中国製通信機器を持つ人はいなくなるのです。

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会員レポートDeepInside 2018年08月号「本流に順張り、貿易戦争に逆張り」
6.    2018年度米国防権限法の衝撃 より

これに対しては、自分だけ気を付けても別のところから情報が漏れては意味がありません。取引先や友人たちにも同じことを求めます。だから「全ての米政府機関や米政府と取引のある企業・団体に対し」となるわけです。
ほとんどの国や大手企業は米政府と直接・間接に取引をしているはずです。するとファーウェイやZTEは自由主義諸国から実質的に締め出されることになるのではないでしょうか。
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 2018年12月16日07:30
【週末だけのグローバル投資】約50年ぶりの対中政策大転換 (9)中国製通信機器は米国経済ブロックで使われなくなる
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51257633.html

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このような禁輸戦略は、米国だけで成立するものではありません。

通信相手から情報が洩れたり、取引相手からモノやサービスが渡ったら意味がありません。

COCOM
のように米国と同盟国が一枚岩になる必要があるのです。

米国が禁輸しているのに、同盟国が輸出して利益を得ているとなればその会社や国も制裁対象になるでしょう。

米ソ冷戦期にはそれで「刺される」企業が後を絶ちませんでした。

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この政策の目標は米国経済ブロック内の情報セキュリティを確保することにあります。

中国製の交換機や基地局はもちろん対象になりますが、「スマホなどの端末は例外」ということはありません。

それなのに日本では、中国製の通信機器がまだ売られています。

これを好意的に考えるなら「在庫処分を急ぐ」という経済行為。

悪意で受け取るなら「米国への裏切り」という利敵行為。

日本企業や日本政府が米国に制裁されて喜ぶのは誰か?

いくら安いからと言っても、普通の人がこれを買うべきではないのです。

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「中国製通信機器を持っていることが知られたら、取引や就職を断られる可能性がある。」

そう考えるなら、一瞬でも一台でも持つべきではありません。

大きな会社では、おそらく近いうちに「中国製の通信機器を持っている人は申告するように」と言われるでしょう。

そして補助金を出すから買い替えるようにと強く勧められるでしょう。

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「米国が中国に対して戦う意思を固めた」という事実を、日本では甘く見ている人が多い気がします。

あるいは気付かないふりをして、中国に利益を流し続けている人々もいます。

確かに日本政府が相手なら国益を害し続けても、何のペナルティも課せられないかもしれません。

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しかし米国は甘くありません。

国益を害する相手はとことん追い込みます。

米中対立を利用して利益を得ようとしたり、中国に接近すれば、米国から厳しい制裁を受けることになるでしょう。

中国・韓国・北朝鮮に深入りしている企業は避けるよう、銘柄選択には十分に注意してください。

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最後にもう一度、繰り返します。

「日本など米国経済ブロックに住む人は、中国製通信機器を『ひとつたりとも』保有してはいけません」

「持っている人は取引や就職を断られ、制裁されたりスパイ扱いされる可能性があります」

このことは時間が経つにつれて明確になり、日米両政府からの圧力は強まることでしょう。

しかしこれは昨2018年8月時点で予想できたことであり、まだ対処していない会社が多いことのほうに驚きます。







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参考のためワイルドインベスターズ投資ブログをご覧ください。
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会員サイトではさらに盛りだくさんのチャート集があります。

投資戦略動画(公開用)20190517
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51261386.html


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似て非なるもの。レバレッジ2倍とダブルブル投信の違い(シミュレーション用Excelシート付き)

先日のセミナーでこんな相談を受けました。

「逆張りさんの言う通り、レバレッジ2倍の投資をしようとダブルブルETFを買いました。でもこの数日の急落で洒落にならないぐらい目減りしています。これは買値まで持ち続けたほうが良いのでしょうか?」 

 
うおっ! これは油断していました。

結論から言うと、ブルベア投信はすぐ売って自分でレバレッジをかけたほうが断然良いです。

ブルベア投信は正直、有利な商品ではありません。多くの人がそう指摘していますし、私も会員サイトで「基本的に買うべきではない」と書いています。

しかしどうも、ダブルブル(ブル2倍)やトリプルブル(ブル3倍)を「手軽にレバレッジをかけられる初心者向け商品」と思っている人がいるようです。そこで今回あらためて、両者の違いを明確にします。

  • レバレッジ2倍とは、先物信用取引を使ってポジションを自己資金の2倍にして放置し、その間の収益率を2倍にする戦略
  • ダブルブル(ブル2倍)投信は、ポジションを自己資金の2倍になるよう毎日調整し変動率を2倍に維持する投信

両者は似ているようで、全く異なるものです。


2倍のレバレッジとは、最初に自己資金(自己資本)の2倍のポジションを取ってそのまま放置します。たとえば100万円を持っている投資家が信用取引などで200万円分買い、そのまま放置するのです。仮に連動する株価指数が倍になった場合、200万円×2で4百万円の資産価値(ポジション価値)となります。自己資本は4倍、つまり+300%の収益率です。

作戦がうまく行けば自己資金が急増するので、最初のレバレッジ2倍は1.33倍(総資産400万/自己資本300万)に下がります。資産400万円から指数が10%上がって40万円の利益が出たとしたら、自己資本300万円に対して13.3%の値上がりとなり収益の変動率が指数の1.33倍に下がっていることが確認できます。

うまく行けばレバレッジは下がり、指数に対する収益率の倍率は下がっていきます。逆に行けばレバレッジは上がり、指数に対する自己資本の変動率は2倍以上になります。しかし最初にレバレッジX倍のポジションを取ったときからの収益率を見ると、指数のX倍になっているのです(コスト等は無視。以下同じ)。

 
 
ダブルブル投信は、最初に自己資金の2倍だけポジションを取るところまでは同じです。

しかし戦略として「(毎日)指数の倍の変動を目指す」と書いています。
すると毎日、自己資金の変動が株価指数の2倍になるようにポジションを調整しなくてはなりません。言い換えると、バブルの頂点だろうが何だろうがレバレッジ2倍を忠実に維持し続けるわけです。

たとえば最初の自己資金が100万円だとして、まず200万円のポジションを取ります。
指数が10%値上がりすればポジションは220万円に膨らみ、利益20万円を入れて自己資金は120万円となります。それに対してまた2倍の変動を目指すので、ポジションを240万にしなければなりません。ということは20万円分、さらにポジションを積み増す必要があるのです。

次にそこから5%下がったとしましょう。
ポジション240万円が5%目減りすれば、228万円となって12万円の損失です。自己資本は120万円から12万円を引いて、108万円に目減りします。その倍の変動を目指すため、ポジションは216万円にしなければなりません。ということは12万円分のポジションを、さらに売って減らさなくてはならないのです。

これを整理すると、

  • ダブルブル投信はその日に利益が出たらその金額と同じだけポジションを積み増し。損失が出たらそれと同じ金額だけポジションを減らす。

  • トリプルブル投信はその日に利益が出たらその金額の2倍にあたるポジションを積み増し。損失が出たらその2倍にあたる金額だけポジションを減らす。

このようにダブルやトリプルといった「変動X倍の投信」は、上がったら買い、下がったら売りを毎日繰り返します。つまり超攻撃的で高頻度なトレンドフォロー戦略ということです。


 
これには良い面と悪い面があります。

良い面は、一本調子に上がった時に強烈に儲かること。
そして一本調子に下がった時は損失が少ないこと。


ここから先は、添付のExcelシートを使いましょう。
まずはここからダウンロードしてください。マクロは入っていません。
   ↓↓↓
レバレッジとブルベア投信の比較Excelシート

開いたシートのシナリオ欄には最初から1が入っており、「シナリオ1 連続上昇」が表示されています。


LevBull1

















LevBull1T













連動する指数が3.5%の上昇を20回続けた場合、 約2倍(収益率100%)となります。
それに対してレバ2倍は 約3倍(収益率200%)、レバ3倍は 約4倍(収益率300%)となります。単純に指数の収益率に対し、レバレッジの倍率をかけるとそれが収益率となります。

しかしブル投信は強烈です。
上がるたびに買い増しをするので、ダブルブルでレバ3倍と同じく自己資金は約4倍となります。トリプルブルはなんと、7倍を超えてしまいます。



逆に一本調子で下がった時はどうでしょう。

Excelのシナリオ欄に2を入れてください。「シナリオ2 連続下落」が表示されます。



LevBull2



















LevBull2T















3.4%の下落が20回続くと株価指数は100から半値の50、つまり-50%の収益率です。
レバ2倍はその倍の-100%、3倍なら3倍の-150%です。
レバ2倍だと自己資金はすべて消え、3倍なら逆に借金を抱えるわけです。

しかしブル2倍は下がる途中でどんどん売ってゆくので、レバ2倍よりも傷が浅くて済みます。
ダブルブルは100のものが24、トリプルブルは12にまで自己資金が目減りしますがマイナスにはなりません。



実は、ブルベア投信が「収益2倍」ではなく「変動2倍」となっている理由がここにあります。
ブルベア投信は下がればどんどん売ってゆくので、株価指数が一瞬で半値以下にならない限りゼロ以下にならなのです(コストは除外)。

公募投信がゼロやマイナスになることは許されないので、その確率が低い(ただしゼロではない)という意味では「変動率X倍」のブルベア投信は「レバレッジX倍」の戦略よりも安全というわけです。



今度はExcelのシナリオ欄に3を入れてください。「シナリオ3 揉み合い上昇」が表示されます。

LevBull3

















LevBull3T















これは10%上がって5%下がることを繰り返して、指数が155になるケースです。
レバ2倍は210、レバ3倍は265とそれぞれ収益率がレバレッジの倍数となっています。

それに対しブル2倍は215、ブル3倍は271となっています。
少しだけですがブル型が勝ってますね。



今度はExcelのシナリオ欄に4を入れてください。「シナリオ4 揉み合い下落」が表示されます。

LevBull4

















LevBull4T















これは5%上がって10%下がるの繰り返しですが、ブル投信が良いですね。

指数が100から57に落ちる間にレバ2 倍は14に落ちますが、ダブルブルは28も残っています。
レバ3倍は-30の借金ですが、トリプルブルは11でまだプラスです。



さて話はここからが本番です。

では、10%の上昇とそれをチャラにする下落(約9.1%)を繰り返した場合はどうなるでしょうか。Excelのシナリオ欄に5を入れてください。「シナリオ5 乱高下横ばい」が表示されます。

LevBull5

















LevBull5T















知らない人はこの結果に驚くのではないでしょうか。

指数は100と110の間を行ったり来たりです。
レバ2倍は100と120の間を行ったり来たり。レバ3倍は100と130の間を行ったり来たり。
しかしレバレッジが何倍でも途中で強制決済されない限り、指数がチャラならすべてチャラです。


ところがダブルブルは83にまで目減りしています。
トリプルブルは57です。

57にまで減った自己資金を100に戻すには、+75%の収益率が必要です。
指数が行ったり来たりしている間に、ブルベア投信はとんでもない損失を食ったということです。



中級以上の投資家はもう気づいたでしょう。

そう、ブルベア投信は短期のオプションを買い続ける戦略と同じなのです。

それが良い方向に進めば、倍々ゲームのように資産が増えます。
しかしその場で行ったり来たりするだけで、時間の経過によって自己資金が目減りするのです(タイムディケイ)。


似たような商品にVIX投信があります。

これはアメリカのVIX指数に連動する投信ですが、どうもアトザマネー近辺の期近オプションを買っているようなのです。

ブルベア投信とVIX投信、これはトレンドのない揉みあいで大損します。
トレンドが出るころにはすっかり自己資金が目減りして、元本回復が難しくなっていることが多いのです。
両者は全く違う商品のようでいて、本質的には同じタイプのリスクに投資する仲間なのです。



「そんなETFがあるなら売ればいいじゃないか。買うと長期的には損をするなら、売れば儲かるはずだよな」

そう考えたあなた。あなたが無限にお札を刷れる日銀やFRBであればそれは正解かもしれません。しかし普通の人の資金量には限りがあるので、売るのはやめたほうが良いです。

なぜか?

シナリオ1をもう一度見直してください。

3.5%×20回の連続上昇で指数が倍になる間に、ダブルブル投信は390まで急上昇しました。これをもし売っていたとしたら、100万円の自己資金は290万円の借金になっていたのです!


つまりブルベア投信やVIX投信は、
  • 買い手にとって、市場が動かない間は毎日血を抜かれ続けるような「緩慢な死」となる。トレンドが出るまでには回復不能なまでに値下がりしているか、それまでに諦めて売ってしまうことの方が多い。
     
  • 売り手にとって、ずっと収益が上がるように思える幸福な毎日が待っている。しかしいったんトレンドが出ると突然死を迎える可能性がある。
のどちらかを選択しなければならないのです。

ブチ上げにも耐えられるよう、このタイプのETFを控えめにショートしながらうまく資金管理をするという考えもあります。しかしそんなことを考える人は、すでに指数オプションを直接取引して安く効率的に実行しています。



それを知っている上級者は、決してそんな投信を買いません。

近くでもみ合ったら利益が出るように、今の価格近辺のオプションは売ります。
トレンドが出たり価格がぶっ飛んだ場合にも儲けが出るように、遠くのオプションは買います。

自分でオプションや先物を組み合わせて、どちらでも良いポジションを作るのです。



しかし上級者ですら使い道がなくて敬遠するブルベア投信やVIX投信は、いったいどんな言葉とともに売られているのでしょう。

オプション取引をするには資産額を申請し、投資経験を聞かれ、仮に借金を背負っても払うようにサインさせられます。

それに対してブルベア投信やVIX投信を買うのに、資産額や投資経験によって拒否されることはないと思います。

ひょっとすると現場では「2倍の変動」ではなく「2倍の収益」と誤解されるような表現がなされ、「その場で揉み合うだけで損する」ことも教えられないのではないでしょうか。

顧客が正しく商品特性を理解するまで説明したら、買い手はどれぐらいいるのかと思います。


こんな投信をそもそも作るな、とは言いません。

ただし作った以上は、誤解のない売り方をすべきだと思います。

せめて初心者向けの手軽な商品でないことは、はっきり言っていただきたいところです。

(終)


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