- マイナンバー導入で「黙っていればわかりゃしない」は通用しなくなる。
- 税法どおりに課税されるという前提で投資税制を学び、隙のない税務戦略を取る必要がある。
- 徴税に関する不正やお目こぼしはずっと難しくなりそうだ。
- 課題は多いが、良いものに整備されて行くことを期待したい。
投資家教育
これは「ホントは教えたくない資産運用のカラクリ2016改訂版」(東洋経済出版社)の内容に連動しています。
NISAシミュレーションExcelシート
[使い方]
- 悪意のあるプログラム混入を防ぐため、あえてマクロは使っていません。
- その代わり必要以上の関数を使っており、重たくなっていることをご容赦ください。
- このシミュレーションは3つの資産で構成されています。
- それぞれの資産の運用利回り(期待収益率)と標準偏差は、「設定と結果」画面で変更することができます。
- シナリオ1-3は、それぞれ資産1-3を非課税とします。非課税資産は損益通算に使えません。ただNISAと違って投資期間に制限はないという前提です。
- 非課税資産以外はお互いに損益通算可能であり、3年間の損失繰越しが認められています。ただし毎年、時価評価されて源泉課税されるという仮定を置いています。その年に値上がりすれば含み損の状態でも今年の値上がり益に対して源泉課税されるということです。
- 損益通算あるいは損失繰越しによって還付された税金は、最も安全な資産1に組み入れられ再投資されると仮定しています。
- 「設定と結果」画面で収益率設定を1にすると、「固定値」画面であらかじめセットされた収益率が使用されます。
- 収益率設定を0にすると、設定された期待収益率と標準偏差に従って乱数を発生させます。F9キーを押すと乱数が再計算され、次々にシナリオを変えることができます
弊社はグローバル投資にオプション戦略を組み合わせており、今は日経オプションがメインです。
その管理方法のひとつに、楽天証券さんのRSSを使ってオプション価格をリアルタイムでExcelに落とし込むことをやっています。そこからスマイルカーブを描き、裁定機会を狙ったり、ポジション管理するのです。
ところがしばしば、ある行使価格のデータが入って来ないことがあるのです。
現状だと2015年12月限の18000コール、18500コールなどATM近辺のキリの良いストライクで価格が入って来ません。
一方、18000プット、17500プットは最良売り気配(ベストオファー)3円、最良買い気配(ベストビット)1円などと極端に安い価格が表示されます。
その前後の価格はちゃんと表示されているのに、最も活発に取引されるはずの行使価格でデータがすっぽり欠損してしまうのです。
ただ弊社は複数のツールで管理しているのでこのことはさほど致命的でなく、「不便だな」「何でだろうな」と思っていました。
検索してもなかなか決定的な原因が見つからず、欠損値が出たらしょうがないので他のツールで確認するということをやっていました。
しかし今回、かなり念入りに原因を調べてようやく突き止めましたよ。
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日本取引所グループ
「先物・オプション取引識別コード仕様」より抜粋
http://www.jpx.co.jp/sicc/code/future141110.pdf
----------------------------------------------------------------------------------------
(注) 上記コードのうち、8 及び 9 は、株価指数オプション取引等において新たな銘柄(権利行使価格)が設定される場合で、かつ同一限月内で、権利行使価格を表すコードに既に同じコードが設定されている場合に使用する。
たとえば2015年12月限18000コールの最良売気配値をRSSでフィードしようとすると、証券コードを挟んで次のようにExcelセルに入力します。
=RSS|'140128018.OS'!最良売気配値1
ここで「140128018」が日経オプション2015年12月限18000コールを示す識別コードです。
- 最初の「1」は先物オプションなどの特殊取引
- 次の「4」は現物コールオプション(上記仕様では先物コールオプションは「2」となっていますが、なぜか「4」で良いようです)
- 次の「012」は2015年12月限
- 次の「80」が18000という行使価格
- 最後の「18」 は日経平均という原証券
しかし先に行使価格「8,000」などが発生してすでに「140128018」という識別コードが使われているのなら、コールオプションを示す前から2番目の「4」を「9」に替えて「190128018」というコードにしてね(はーと)と言っているように思えます。
まさか!と思いながら確認します。
すでに「140128018」が使われているということは、たとえば「8000」または「28,000」の行使価格が発生しているはず。―――ありました!「8000」は存在します。知らなかった、4,000まであるのかよ。一方で「28,000」はありません。
そして恐る恐る、Excelに
=RSS|'190128018.OS'!最良売気配値1
と入力してみます。
しばらくして
795.00
という正しい価格が出てきました。
なるほど、コールが欠損値でプットは3円1円なんて変だと思っていましたが、行使価格8,000円のオプション価値を表示していたんですね。
謎はすべて解けた!
しかし
・・・
・・・
・・・
・・・
こんなコード体系にしたやつは
誰だあっ!!!
by 海原雄山
そりゃあ昔は事務が手作業でしたしコンピュータの容量も貴重でしたからね、なるべくコードを短くしようとしていた事情はわかるんですよ。
しかし市場の動きによって証券種別コードが変わるなんて悪夢じゃないですか。
- 識別コードを見ただけでは、取引を特定できない
- 決まったルールで機械的にコードが作れない
- そのコードが別の行使価格ですでに使われていないかどうか、いちいち確認しなければならない
- コードが3つ以上重なる行使価格が発生すれば、ルールがまた変わるはず
(現状でも「4,000」「14,000」「24,000」が重なっているはずだが、どう対応しているんだ?)
- 今の限月で「140128018」は8000コールを示すけれども、別の限月では「18,000」かも「28,000」かもしれない。経路依存型で予測が難しいルールということ。過去の動きを検証するときに、このコードを基準にデータを集めると間違う可能性がある。
- 誤発注などの原因となる
これを知った時、対応するシステムの人はどう思ったんでしょうね。
鼻血を吹いて倒れたり、発狂して暴れ出したりしなかったんでしょうか。
自動取引で大損した人はいなかったのでしょうか。
私はこれから発生する手作業を考えただけで相当げんなりしています。
ここはせめて行使価格の部分を3ケタにするなど、対応をお願いしたいところです。
(追記。2015年10月15日木曜日)
3つ以上重なったらどうすんだ?という疑問について調べてみました。
2015年12月限 識別コード
| 4000 | コール | 190124018 |
| 14000 | コール | 140124018 |
| 24000 | コール | 140244018 |
- 最初にできた14,000コールは基本ルール通り。
- 次にできた4,000コールは上記特例に従いコールオプションの記号4を9に替えて対応。
- 3つめの24,000コールは12月限を示す12の部分を24にして対応しているようです。
「逆張りさんの言う通り、レバレッジ2倍の投資をしようとダブルブルETFを買いました。でもこの数日の急落で洒落にならないぐらい目減りしています。これは買値まで持ち続けたほうが良いのでしょうか?」
うおっ! これは油断していました。
結論から言うと、ブルベア投信はすぐ売って自分でレバレッジをかけたほうが断然良いです。
ブルベア投信は正直、有利な商品ではありません。多くの人がそう指摘していますし、私も会員サイトで「基本的に買うべきではない」と書いています。
しかしどうも、ダブルブル(ブル2倍)やトリプルブル(ブル3倍)を「手軽にレバレッジをかけられる初心者向け商品」と思っている人がいるようです。そこで今回あらためて、両者の違いを明確にします。
- レバレッジ2倍とは、先物や信用取引を使ってポジションを自己資金の2倍にして放置し、その間の収益率を2倍にする戦略
- ダブルブル(ブル2倍)投信は、ポジションを自己資金の2倍になるよう毎日調整し変動率を2倍に維持する投信
両者は似ているようで、全く異なるものです。
2倍のレバレッジとは、最初に自己資金(自己資本)の2倍のポジションを取ってそのまま放置します。たとえば100万円を持っている投資家が信用取引などで200万円分買い、そのまま放置するのです。仮に連動する株価指数が倍になった場合、200万円×2で4百万円の資産価値(ポジション価値)となります。自己資本は4倍、つまり+300%の収益率です。
作戦がうまく行けば自己資金が急増するので、最初のレバレッジ2倍は1.33倍(総資産400万/自己資本300万)に下がります。資産400万円から指数が10%上がって40万円の利益が出たとしたら、自己資本300万円に対して13.3%の値上がりとなり収益の変動率が指数の1.33倍に下がっていることが確認できます。
うまく行けばレバレッジは下がり、指数に対する収益率の倍率は下がっていきます。逆に行けばレバレッジは上がり、指数に対する自己資本の変動率は2倍以上になります。しかし最初にレバレッジX倍のポジションを取ったときからの収益率を見ると、指数のX倍になっているのです(コスト等は無視。以下同じ)。
ダブルブル投信は、最初に自己資金の2倍だけポジションを取るところまでは同じです。
しかし戦略として「(毎日)指数の倍の変動を目指す」と書いています。
すると毎日、自己資金の変動が株価指数の2倍になるようにポジションを調整しなくてはなりません。言い換えると、バブルの頂点だろうが何だろうがレバレッジ2倍を忠実に維持し続けるわけです。
たとえば最初の自己資金が100万円だとして、まず200万円のポジションを取ります。
指数が10%値上がりすればポジションは220万円に膨らみ、利益20万円を入れて自己資金は120万円となります。それに対してまた2倍の変動を目指すので、ポジションを240万にしなければなりません。ということは20万円分、さらにポジションを積み増す必要があるのです。
次にそこから5%下がったとしましょう。
ポジション240万円が5%目減りすれば、228万円となって12万円の損失です。自己資本は120万円から12万円を引いて、108万円に目減りします。その倍の変動を目指すため、ポジションは216万円にしなければなりません。ということは12万円分のポジションを、さらに売って減らさなくてはならないのです。
これを整理すると、
- ダブルブル投信はその日に利益が出たらその金額と同じだけポジションを積み増し。損失が出たらそれと同じ金額だけポジションを減らす。
- トリプルブル投信はその日に利益が出たらその金額の2倍にあたるポジションを積み増し。損失が出たらその2倍にあたる金額だけポジションを減らす。
このようにダブルやトリプルといった「変動X倍の投信」は、上がったら買い、下がったら売りを毎日繰り返します。つまり超攻撃的で高頻度なトレンドフォロー戦略ということです。
これには良い面と悪い面があります。
良い面は、一本調子に上がった時に強烈に儲かること。
そして一本調子に下がった時は損失が少ないこと。
ここから先は、添付のExcelシートを使いましょう。
まずはここからダウンロードしてください。マクロは入っていません。
↓↓↓
レバレッジとブルベア投信の比較Excelシート
開いたシートのシナリオ欄には最初から1が入っており、「シナリオ1 連続上昇」が表示されています。


連動する指数が3.5%の上昇を20回続けた場合、 約2倍(収益率100%)となります。
それに対してレバ2倍は 約3倍(収益率200%)、レバ3倍は 約4倍(収益率300%)となります。単純に指数の収益率に対し、レバレッジの倍率をかけるとそれが収益率となります。
しかしブル投信は強烈です。
上がるたびに買い増しをするので、ダブルブルでレバ3倍と同じく自己資金は約4倍となります。トリプルブルはなんと、7倍を超えてしまいます。
逆に一本調子で下がった時はどうでしょう。
Excelのシナリオ欄に2を入れてください。「シナリオ2 連続下落」が表示されます。


3.4%の下落が20回続くと株価指数は100から半値の50、つまり-50%の収益率です。
レバ2倍はその倍の-100%、3倍なら3倍の-150%です。
レバ2倍だと自己資金はすべて消え、3倍なら逆に借金を抱えるわけです。
しかしブル2倍は下がる途中でどんどん売ってゆくので、レバ2倍よりも傷が浅くて済みます。
ダブルブルは100のものが24、トリプルブルは12にまで自己資金が目減りしますがマイナスにはなりません。
実は、ブルベア投信が「収益2倍」ではなく「変動2倍」となっている理由がここにあります。
ブルベア投信は下がればどんどん売ってゆくので、株価指数が一瞬で半値以下にならない限りゼロ以下にならなのです(コストは除外)。
公募投信がゼロやマイナスになることは許されないので、その確率が低い(ただしゼロではない)という意味では「変動率X倍」のブルベア投信は「レバレッジX倍」の戦略よりも安全というわけです。
今度はExcelのシナリオ欄に3を入れてください。「シナリオ3 揉み合い上昇」が表示されます。


これは10%上がって5%下がることを繰り返して、指数が155になるケースです。
レバ2倍は210、レバ3倍は265とそれぞれ収益率がレバレッジの倍数となっています。
それに対しブル2倍は215、ブル3倍は271となっています。
少しだけですがブル型が勝ってますね。
今度はExcelのシナリオ欄に4を入れてください。「シナリオ4 揉み合い下落」が表示されます。


これは5%上がって10%下がるの繰り返しですが、ブル投信が良いですね。
指数が100から57に落ちる間にレバ2 倍は14に落ちますが、ダブルブルは28も残っています。
レバ3倍は-30の借金ですが、トリプルブルは11でまだプラスです。
さて話はここからが本番です。
では、10%の上昇とそれをチャラにする下落(約9.1%)を繰り返した場合はどうなるでしょうか。Excelのシナリオ欄に5を入れてください。「シナリオ5 乱高下横ばい」が表示されます。


知らない人はこの結果に驚くのではないでしょうか。
指数は100と110の間を行ったり来たりです。
レバ2倍は100と120の間を行ったり来たり。レバ3倍は100と130の間を行ったり来たり。
しかしレバレッジが何倍でも途中で強制決済されない限り、指数がチャラならすべてチャラです。
ところがダブルブルは83にまで目減りしています。
トリプルブルは57です。
57にまで減った自己資金を100に戻すには、+75%の収益率が必要です。
指数が行ったり来たりしている間に、ブルベア投信はとんでもない損失を食ったということです。
中級以上の投資家はもう気づいたでしょう。
そう、ブルベア投信は短期のオプションを買い続ける戦略と同じなのです。
それが良い方向に進めば、倍々ゲームのように資産が増えます。
しかしその場で行ったり来たりするだけで、時間の経過によって自己資金が目減りするのです(タイムディケイ)。
似たような商品にVIX投信があります。
これはアメリカのVIX指数に連動する投信ですが、どうもアトザマネー近辺の期近オプションを買っているようなのです。
ブルベア投信とVIX投信、これはトレンドのない揉みあいで大損します。
トレンドが出るころにはすっかり自己資金が目減りして、元本回復が難しくなっていることが多いのです。
両者は全く違う商品のようでいて、本質的には同じタイプのリスクに投資する仲間なのです。
「そんなETFがあるなら売ればいいじゃないか。買うと長期的には損をするなら、売れば儲かるはずだよな」
そう考えたあなた。あなたが無限にお札を刷れる日銀やFRBであればそれは正解かもしれません。しかし普通の人の資金量には限りがあるので、売るのはやめたほうが良いです。
なぜか?
シナリオ1をもう一度見直してください。
3.5%×20回の連続上昇で指数が倍になる間に、ダブルブル投信は390まで急上昇しました。これをもし売っていたとしたら、100万円の自己資金は290万円の借金になっていたのです!
つまりブルベア投信やVIX投信は、
- 買い手にとって、市場が動かない間は毎日血を抜かれ続けるような「緩慢な死」となる。トレンドが出るまでには回復不能なまでに値下がりしているか、それまでに諦めて売ってしまうことの方が多い。
- 売り手にとって、ずっと収益が上がるように思える幸福な毎日が待っている。しかしいったんトレンドが出ると突然死を迎える可能性がある。
ブチ上げにも耐えられるよう、このタイプのETFを控えめにショートしながらうまく資金管理をするという考えもあります。しかしそんなことを考える人は、すでに指数オプションを直接取引して安く効率的に実行しています。
それを知っている上級者は、決してそんな投信を買いません。
近くでもみ合ったら利益が出るように、今の価格近辺のオプションは売ります。
トレンドが出たり価格がぶっ飛んだ場合にも儲けが出るように、遠くのオプションは買います。
自分でオプションや先物を組み合わせて、どちらでも良いポジションを作るのです。
しかし上級者ですら使い道がなくて敬遠するブルベア投信やVIX投信は、いったいどんな言葉とともに売られているのでしょう。
オプション取引をするには資産額を申請し、投資経験を聞かれ、仮に借金を背負っても払うようにサインさせられます。
それに対してブルベア投信やVIX投信を買うのに、資産額や投資経験によって拒否されることはないと思います。
ひょっとすると現場では「2倍の変動」ではなく「2倍の収益」と誤解されるような表現がなされ、「その場で揉み合うだけで損する」ことも教えられないのではないでしょうか。
顧客が正しく商品特性を理解するまで説明したら、買い手はどれぐらいいるのかと思います。
こんな投信をそもそも作るな、とは言いません。
ただし作った以上は、誤解のない売り方をすべきだと思います。
せめて初心者向けの手軽な商品でないことは、はっきり言っていただきたいところです。
(終)
おなじみ東洋経済さんから、シリーズ第4作です。
ホントは教えたくない資産運用のカラクリ4 「新バフェット流で資産形成」
八重洲ブックセンターにて撮影。
株価指数を持ちっぱなしにしていれば自然に儲かる時代は終わりました。
今の時代は、発達したIT技術を背景にグローバルな二極化が進みます。
可能性が大きく広がる豊かな時代である反面、世界的な競争にさらされる厳しい時代でもあります。
本書ではなぜそうなるのかのメカニズムを説明し、投資家がこの時代を乗り切るための解決策として3つの方法を提示しています。
その3つの方法とは・・・まえがきを読んでいただければわかります。
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まえがき:激しい二極化の時代に
日本を取り巻くニュースは冴えません。
大企業の巨額赤字、工場閉鎖、失業、円高、増税、公的債務1000兆円。ニュースを見ているとお先まっくらに思えます。投資の世界でも日本株は20年来の底値をうかがっており、他国に遅れを取っています。
では他の国は順調なのか? と言うとそうでもありません。
欧州は政府債務と金融機関の問題がくすぶっており、ユーロは「統合か分裂か」の瀬戸際にいます。将来を嘱望された中国やインドも先進国の需要を頼りにしており、インフレに弱い点を克服できていません。一部の新興国は食料価格が上がると政情不安に陥り、すぐに騒乱が起こってしまいます。
米国は相対的にマシですが、それでも雇用が伸びず富裕層への不満が高まっています。
日本はメタメタですが、他の国もボロボロだったりするのです。
現在はグローバル化と情報化により、いたるところで二極化が起こっています。成長分野で華やかな話題が振りまかれる一方、先進国では失業が増えて中産階級が没落し、全体としての経済成長が抑えられています。
そして先進国の長期金利は2%そこそこまで低下しました。これは通常の金融政策は効かなくなるため政府債務が増え、将来的にインフレが起こりやすくなる可能性があります。また同時に過去30年ほど株価を押し上げてくれた「金利低下効果」がもはや期待できないことを示しています。
すると、長い間有効であった「株価指数を買いっぱなしにしていれば儲かる」という時代が終わってしまったのではないかと思うのです。
もちろん分野や国によって成長を続けるところはあります。二極化の中でバブルが発生し、ブチ上がる株もあるでしょう。各国が通貨の価値を下げてきますから、名目的には株価指数もそれなりに上がると思います。しかしインフレの影響を除けば、つまり実質ベースでは株価指数がこれまでのように調子良く上がり続けることは厳しいと考えます。
そこで本書では二極化がどんな影響をもたらすのか説明しながら、グローバル投資を通じてこの時代を乗り切る方法をご紹介します。
第一は基本となるバフェット型の長期投資です。
参入障壁によって「儲かる仕組み」を確保したグローバル企業に投資することで高い営業利益の恩恵を受けます。先進国で成長が鈍っても、世界全体で成長が続けばこれらの銘柄の利益も増えます。また情報技術の発達により「新しいバフェット銘柄」が生まれつつあることも好材料です。
第二はロングショートです。
通常は市場の値動きに配分されているリスクを個別銘柄特有のリスクに配分することで、右肩上がりでなくても儲かる手法を解説します。
第三はオプションです。
「何が起こるかわからない」世界では、暴落時・暴騰時に大儲けする手法が勝利を収めます。問題は「何も起こらない長い期間」のコストをどう支払うかですが、オプションを組み合わせることでその問題を解決します。
この本のタイトルが「バフェット」となっているように、まずは景気循環や競争にあまり左右されない「頑健な」バフェット的銘柄を知ることを基本とします。そこからロングショートを加えたり、オプションを使ったり、大きく売り込まれた魅力的な銘柄を拾う(バーゲンハンティング)といった形で応用してゆくと面白いでしょう。
グローバル投資を始めるときは、いきなり新興国に手をつけるより先進国のグローバル企業から始めるのが良いです。というのも法制度や金融システムが未熟な新興国では、いきなりルールが変わったり、取引停止になったり、出金ができなくなったりといったトラブルが考えられるからです。その点グローバルな大企業はリスク管理がしっかりしています。新興国が投資先として魅力的でなくなったり、政変などの兆候があれば、事前に気がついて対処します。
また個人投資家が新興国に資産を巻き上げられても泣き寝入りですが、グローバル企業はあの手この手で投資を回収します。必要とあらば世界最強の暴力団であるアメリカ政府が出てきて圧力をかけることもあります。先進国グローバル企業はそれ自体が新興国を含む投信のようなもので、あなたの代わりに新興国の分析・投資・リスク管理・回収をやってくれているのです。
過去20年の経験から、「投資にはもう懲りた」と思っている人も増えていることでしょう。
しかし世界を見渡せば着実に利益を出している会社があります。新しいビジネスが次々に生まれています。そんな時代に価値が下がってゆく預金にしておくのはもったいないことであり、また危険なことでもあります。
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