バフェットの生い立ちから学生時代について、これまで知らなかったことをまとめます。

  • バフェット家は代々、中産階級だった。父ハワードは株式ブローカーで成功した経験も苦境に陥った経験もあり、下院議員になったこともある。バフェットはずっと裕福だったわけではないが、知的に豊かな環境で育った。

  • バフェットのお母さんは癇癪持ちで、メンがヘラりがちな人だったらしい。本書に登場する女性はメンがヘラってる人がなぜか多い。

  • バフェットが小さな頃からピンボールマシン設置や新聞配達でカネを稼いでいたことは良く知られているが、新聞2種類の配達などで当時のサラリーマン並みの給料を稼いでいたらしい。ホンマかいな??? すると恐ろしい効率で新聞を配達していたことになる。

  • 仲間と一緒に競馬場で捨てられた馬券を漁ったり、競馬新聞を売ったり、池ポチャのゴルフボールを拾おうとするなど、金儲けに熱心な子供だった。それを許していた親も凄い。

  • しかし中学時代には反抗的になり、成績も散々だった。自立心・精励・礼儀はすべて✖。校長に中学を卒業させられないと言われた。父親にも失望され、「このままだと金儲けをやめてもらう」とまで言われた。

  • 学業で苦労した様子はまったくない。飛び級で大学へ進学し、超名門のペンシルベニア大学ウォートン校在学中もそれほど勉強に時間を費やさなかった。学期のはじめに買った教科書をすらすら読んで、二度と開かなかったとのこと。テスト前には手を叩きながら大声で「マイ・マミー」を歌い、寮の廊下を歩いていたらしい。
キ〇ガイかな?
  • そりゃあ兵役上がりで5歳年上のルームメイトも逃げ出すだろうさ…。

バフェットは小学生ぐらいから、財産という自分の雪だるま(スノーボール)を大きくしはじめます。
金儲けのネタを考え、友達と一緒に実行しました。競馬新聞を勝手に発行するだなんて、普通の学生が思い浮かばないでしょうし実行もしないでしょう。失礼を承知で言えば、純粋で賢いけれども年齢の割に幼稚で多動っぽい男の子だった印象を受けます。


しかし、バフェットの才能を潰すことなく育てた両親はすごい!
普通の親なら心配して、いろいろ口出ししてしまうでしょう。

「カネを稼ぐのは社会に出てからにしろ」
「競馬新聞を売るだって? お前は世の中を知らんな。どうせ潰されるに決まってる」
「ほとんど単位は取ってしまったんだし、あと少し我慢してウォートン校を卒業しろ」
「まず最初は大企業に入って、社会人としてのスキルを磨け」

もっともバフェットの場合、簡単に潰せるような自我ではなかったでしょうが。


父であるハワードは「他人からの評価ではなく内なるスコアカードに従って生きろ」とバフェットを教育したそうです。
常に自分の心の声に従うことで、軸がブレることなく適切な判断ができる人物に育ったのではないかと思います。

賢いからといってだらしなかったり、反抗的な態度が許されるわけではありません。
しかし子供を育てるときにその長所を失うことなく、信頼して成長を待つことができるか。
変わった人物に対しても能力を評価し、活躍の場を与えてやれるかどうか。
頭ではわかっていても、なかなかできることではありません。


バフェットに限らずですが、米国の偉人はハチャメチャの桁が違います。

それを知ると、子供がいろいろやらかしても「バフェットの子供時代よりマシだろ」と許すことができるようになります。むしろ「どうせ馬鹿やるならもっと突き抜けてくれないと」と、逆方向の不満を覚えたりします。

そして少し変わった人を見ても「見た目はこんな感じだけど、実はバフェットみたいにすごい能力があるんじゃないか?」と期待してしまいます。

他の人に対して前向きかつ寛大になることができ、人生楽しくなること請け合いです。

(続く)