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週末だけのグローバル投資  -生き残りの処方箋- 

第257号 楽天FXレート誤配信に見る相対取引のリスク

週1回発行
                      ワイルドインベスターズ株式会社
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おかげさまでアマゾン総合第一位!(kindle有償版2016年3月7日)

「ホントは教えたくない資産運用のカラクリ 投資と税金篇2016」
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今週はドル安が続く中で1ドル111円を割り込み、日本株も一瞬パニック的に売られました。

このとき楽天FXでドル円レートの誤配信が発生し、投資家が大混乱に陥りました。

これは拙著

「ホントは教えたくない資産運用のカラクリ 投資と税金篇2016」

で指摘した、スワップ性商品の典型的なリスクです。

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楽天証券によると、3月17日(木)夜に発生したドル円レートの誤配信はわずか0.3秒。

このときの適正ドル円レートは111円割れぐらいでした。

しかし楽天FXは「売り103円33銭、買い118円37銭」となっていたようなのです。


[まとめサイト]

楽天FXでレートバグ発生か!?阿鼻叫喚のFX勢

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その差(スプレッド)15円。FX用語で言えば1500pips。

単に買って売るだけで、約13%の損を被るほどオファービッドが開いたわけです。
(オファービッドとそのコストについては「カラクリ2016」を参照のこと)

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「0.3秒なんだから、みんな気付かなかったんじゃないの?」

と考えてはいけません。

FXトレーダーはほとんど、損失を限定するための逆指値を入れています。

あるいはレバレッジを効かせて取引していれば、大きな値動きによって業者側から強制ロスカットされます。

それらに引っかかった買い手は103円33銭で売らされ、売り手は118円37銭で買い戻させられたのです。

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このようなことが起こり得ることは、拙著「カラクリ2016」に書いておきました。

本メルマガでも一部ご紹介しています。

【週末だけのグローバル投資】バックナンバー2015年11月04日

「投資と税金篇2016」より (5)FXやCFDなどのスワップ性商品は私設カジノと同じ


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しかし突然の暴落や暴騰が起こり、
「顧客の注文をまともに受けたら会社が潰れる」という極限状態になった場合、
会社の生き残りを選ぶのは当然のことです。

そこで「顧客に不利な価格で約定させる」「約定自体を取り消す」という選択をする可能性があります。

そういったことは珍しいわけではなく、パニック的な事件の時には実際ちょくちょく起きています。



それがあまりにひどい方法で大きな損をさせられたなら、個人投資家としては訴訟を起こすしかありません。

実際、顧客の資産を横取りすることを目的としたような悪質な業者もあると聞きます。

しかしスワップ性商品は私設カジノと同じで、ハウス(業者)の決定は絶対です。

投資家はそれを理解した上で業者を選び、取引すべきなのです。



それではFXやCFDなどのスワップ性商品を、個人投資家は取引すべきではないのか?

私はそうは思いません。確かに取引所取引ほど安全ではないですし、価格決定の不透明さもあります。信用リスクもあります。
しかしそれらの特徴を知った上でうまく使えば、実に柔軟で多様な戦略を組むことができるからです。

先物や株式現物ではなく、FX・CFDなどのスワップ性商品を利用した場合が良いのは以下の通りです。(以下略)

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今回の楽天FXの場合、意図的なレート操作ではありませんでした。

大手FX会社を買収するなどしていましたから、システムにバグができたのかもしれません。

その後の対応も見事なもので、差額分の入金や建玉の復旧に努めています。

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今回影響があったお客様については、3月18日(金)早朝までに、
正常レートと異常レートの差額分を調整金として、
お客様の楽天FX口座に入金いたしました。

また、建玉の建て戻しをご希望されるお客様については、
お申し出によって個別に対応を承っております。
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このような対応が可能なのは、大手かつ証券会社を兼業する楽天さんだからです。

過去の例では、そのまま会社が潰れて投資家が泣き寝入りしたこともあります。

あるいは最初から投資家の資産をかすめ取るつもりで、レートを動かす業者もいます。

投資家としてはFX業者に対して信用リスクを取っている(カネを貸している)ことを自覚しながら業者を選ぶべきなのです。

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こういった投資商品の特性やリスクを学ぶのに最適な方法。

それは本質を理解している人に聞くことです。

それらを体系的かつ効率的に学ぶには、やはりこれを読むしかありません。

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