【週末だけのグローバル投資】

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週末だけのグローバル投資  -生き残りの処方箋- 

第77号 ギリシャ再選挙後の欧州

週1回発行
                      ワイルドインベスターズ株式会社
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今週末、ギリシャ再選挙が予定されています。

それに対し各国の中央銀行などは
「不測の事態に備える」と身構えています。

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逆説的ですが、そこまで警戒されるのであれば
心理的にはほぼ織り込まれたと言えるでしょう。

よほど突拍子もないことが起こらない限り、
誰が勝つにしてもサプライズはないということです。

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しかし問題はその後です。

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ギリシャ国民の総意は
「緊縮はイヤだけど、ユーロには留まりたい」
というものです。

誰が選挙で勝っても、それを無視するわけにはいきません。

その交渉の過程で「自国民」と「他国」に恩を売りたいというのが
政治家としての本音でしょう。

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かたやドイツのほうは、
「支援してやっても良いけど、ちゃんと規律守れや!」
と考えています。

安易に支援すればそれが既得権になり、感謝もされません。
それではドイツ国民が納得しませんし、政治家も得点が稼げません。

(支援した国に文句言われて土下座するのは日本人だけです)


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ドイツとしては共同債を出さずに将来の財政規律を約束させたら「完勝」。

ギリシャとしては既得権を削ることなく援助を引き出せたら「作戦勝ち」。

他国もギリシャ救済の名目で、
ドイツからの援助を利用する方向と思います。

どこかで落としどころを模索するにしても、
最初から譲歩しては話になりません。

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つまり選挙後に揉める(あるいは揉めているように演出される)
のは規定路線です。

それは「欧州情勢は複雑怪奇」だからではなく、
交渉術として当然のプロセスです。

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最終的にはユーロの枠組みを守る形で妥協がなされると思います。

しかしドイツからの援助を引き出すために
欧州各国が危機を「演出」することだってあります。

やはり秋には大きな波乱がありそうです。


(終)

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