ワイルドインベスターズ投資ブログ

     ~ グローバル投資への扉 ~   関東財務局長(金商)第1173号

2020年10月

【週末だけのグローバル投資】米国、本気の中国共産党潰し (22)トランプ氏圧勝か僅差で揉めるか。想定しにくいハリス大統領



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週末だけのグローバル投資  -生き残りの処方箋- 

第535号 米国、本気の中国共産党潰し (22)トランプ氏圧勝か僅差で揉めるか。想定しにくいハリス大統領


週1回発行
                      ワイルドインベスターズ株式会社

                      関東財務局長(金商)第1173号
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米大統領選が来週、11月3日(火)に迫りました。

日本時間では11月4日(水)から、情報が飛び込んでくるようになるでしょう。

弊社は「どちらが勝つにしても僅差」の確率が7割。

トランプ氏圧勝の確率が3割、と見ています。

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理由についてはすでに、このメルマガやブログに書きました。

信用できる数字を出す調査会社のデータを見ると、スイングステートでトランプ氏が逆転したところが目につきます。

もしその調査以上に「隠れトランプ派」「なんちゃってバイデン派」が多ければ、地滑り大勝利もありえるのです。

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トランプか反トランプか。4年前からの支持率変化で予測する米大統領選。
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51272061.html

100人に2-3人の「反ポリコレ票」でトランプ氏が激戦区総取りの可能性
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51272089.html
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しかしいずれにしても、一筋縄では行きそうにありません。

投票率が上がれば民主党バイデン氏に有利です。

かと思えば民主党が勧めた郵便投票の開票が全然間に合わなかったり、何日も遅れて届くものが何十万単位であるでしょう。

また郵便投票が増えれば増えるほど、署名照合で弾かれて無効票が増えます。

真偽不明ですが、逆に「郵便投票の署名確認不要」「投票訂正可能」などの州があれば不正が横行するでしょう。

一方でコロナ感染で当日来れないトランプ支持者も山のように居そうです。

僅差であればどちらが勝っても裁判沙汰になる州が続出しそうな気がしています。

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もしトランプ氏が再選すれば、あっさり高値更新もありえるでしょう。

たとえバイデン氏が勝っても、これまで売り仕掛けていた人が買い戻すはず。

どちらにしても「短期的に」米株は買い、と考えています。

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しかし正直、バイデン氏が勝利したケースの「長期シナリオ」を私は想像できていません。

なぜなら、すぐに降ろされてカマラ・ハリス大統領が誕生すると思っているからです。

その場合、中国の覇権が現実に近づくことになるでしょう。

民主党知事の州で行われている警察解体が進むのか。

本当にそんなことを、共和党や他の民主党員が許すのか。

米国が混乱すれば他国に構っている余裕がなくなり、日本・台湾は存亡の危機に陥る可能性が高いです。

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それらのことが「見えて」いる状態で、本当にバイデン氏が勝利するのか。

あるいはそう考えているのは少数派で、長年にわたる反トランプ運動が実を結ぶのか。

審判の時はもうすぐです。

(終)




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目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画
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投資戦略動画(公開用)20201030 僅差か、トランプ氏大勝利か



1. やはり米経済は悪くない
2. マスメディアや米民主党に疑問持つ人増える
3. 僅差か、トランプ氏大勝利か


動画で紹介した上念司氏の動画はこれです。

米大統領選挙、最新世論調査で票読みしてみたらとんでもないことが分かってしまった!! どうなるトランプVSバイデン !│上念司チャンネル ニュースの虎側


投資戦略の動画を公開しています。

局面の解説・一般原則・考え方が主な内容です。

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中国新型肺炎(COVID19)国別対数グラフ 20201028時点 欧州各国ロックダウン相次ぐ




目次

  1. 米国の状況 死者・重症者ともに増加中で引き続き危険。
  2. 日本の状況 欧米に比べるとずっとマシだが油断できず。
  3. 各国の動向
  4. 一日あたり死者数上位国ランキング
  5. グループごとの分析
    一日あたり死者数(7日移動平均)
    一日あたり新規感染者数(7日移動平均)
    一日あたり現存感染者数増減(7日前比増減)
    一日あたり重症者数増減(7日移動平均) 


【1. 米国の状況】

米国は1日あたり死者1,000人超が定着しつつあります。同時に重症者も増えていますから、少なくとも今後しばらく死者数が増える可能性が高いです。



以下6つの図はNYタイムズからいただいたもの。表はそれを弊社がまとめたものです。


NYTbar20201028
















マップはほぼ変わらず。引き続き中西部・グレートプレーンズ・それに接する南部州が多いです。


NYTmap20201028






















米国50州+4地域で新規感染者は「水準は低いが増加中」「水準は低いかつ低位安定」が減って「水準は高いかつ高止まり」が圧倒的最多。「水準は高いが減少中」は引き続きゼロ。ほぼ全土で感染拡大中です。



米国54の州や地域で感染者の








水準は高い 水準は高い 水準は低い 水準は低い

かつ かつ

高止まり 減少中 増加中 低位安定 合計
2020/9/9 13 3 6 32 54
2020/9/16 12 7 8 27 54
2020/9/23 18 1 13 22 54
2020/9/30 23 1 6 24 54
2020/10/7 23 0 14 17 54
2020/10/14 28 0 19 7 54
2020/10/21 33 0 12 9 54
2020/10/28 39 0 8 7 54



[新規感染者が多く、かつ増えている州や地域]

は6つ増えて39に。

特にロッキー山脈やグレートプレーンズでの伸びが目立ちます。


NYTHH20201028











































[新規感染者が多いが、しかし減少している州や地域]

はゼロのまま。











[新規感染者が少ないが、しかし増えている州や地域]

は4つ減って8。

東部地域が多いです。

NYTLU20201028





















[新規感染者が少なく、かつ低位安定している州や地域]

は2減って7。

島や特別区などが目立ちます。



NYTLL20201028





























【2. 日本の状況】

worldmetersの数字によれば、日本では現存感染者が前週比で432人増加しました。重症者は16人増の166人。やはり少しだけ増え始めましたが、引き続き欧米に比べるとはるかにマシです。一方で死者は51人と先週の41人から増加。次第に寒くなってきましたから、減ることは考えにくいと思っています。

Japan       2020/10/21 から 2020/10/28  
新規感染者 4,183 93,933 98,116
現存感染者 432 5,147 5,579
  治癒者 3,700 87,107 90,807
  重症者 16 150 166
   死者 51 1,679 1,730


病床数に対する現存感染者もやはり増加。今のところ逼迫している地域はありません。


病床20201028















人工呼吸器装着数(ECMO含む)は関東甲信越で横ばい、関西でわずかに増加、九州で減少です。


関東甲信越の人工呼吸器(ECMO含む)装着状況



人工呼吸器関東甲信越20201028















関西地域の人工呼吸器(ECMO含む)装着状況
(出所:同上)

人工呼吸器関西20201028















九州地域の人工呼吸器(ECMO含む)装着状況
(出所:同上)

人工呼吸器九州20201028















ECMO装着数は関東甲信越でわずかに増加、関西・九州などで横ばいです。

今のところ重症者の増加が抑えられています。

関東甲信越のECMO装着状況
(出所:同上)


ECMO関東甲信越20201028
















関西地域のECMO装着状況
(出所:同上)

ECMO関西20201028
















九州地域のECMO装着状況
(出所:同上)
ECMO九州20201028

















【3. 各国の動向】


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【1】 現存感染者(対7日前)や重症者が減らず、死者が減る期待がまだ遠い国
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アルゼンチンイランロシア米国(↑)

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【2】 現存感染者(対7日前)の増加が加速し、次は重症者や死者が増える可能性が高いと思われる国
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フランススペイン英国イタリア(↑)・ウクライナルーマニアポーランドチェコメキシコ(↑)

--------------------------
【3】 たとえ数は少なくても新規感染者が増えるなど、感染拡大に警戒を要する国
--------------------------

ベルギーオランダドイツブラジルスイスコロンビア南アフリカ(推定)

--------------------------
【4】 新規感染者が減ったり治癒者が増えるなど、現存感染者(対7日前)の増加が鈍化している国
--------------------------

モロッコトルコエクアドルイラクフィリピン(↓)

--------------------------
【5】 現存感染者(対7日前)が減り始め、次は重症者が減ることが期待できる国
--------------------------

インドペルーバングラディシュインドネシア

--------------------------
【6】 現存感染者(対7日前)に続いて重症者も減り始め、次は死者が減ることが期待できる国
--------------------------

日本韓国イスラエル




【4. 一日あたり死者数上位国ランキング】


[国別データ] as of 2020/10/28











感染数   感染増 死者 死者増 死亡/感染 死亡/検査








44742599 504419 1178539  7099 2.6% 0.2%
World
 9120751  81581  233130  1030 2.6% 0.2%
USA
  901268   5942   89814   643 10.0% 3.9%
Mexico
 8038765  49912  120563   509 1.5% 0.1%
India
 5469755  28852  158468   487 2.9% 0.7%
Brazil
  588648   6824   33714   415 5.7% 0.7%
Iran
 1563976  16202   26935   346 1.7% 0.0%
Russia
 1130533  13924   30071   341 2.7% 1.0%
Argentina
  942275  24701   45675   310 4.8% 0.1%
UK
 1235132  36437   35785   244 2.9% 0.2%
France
  299049  18820    4849   236 1.6% 0.1%
Poland
  589766  24991   37905   205 6.4% 0.3%
Italy
 1041935   8717   30753   188 3.0% 0.6%
Colombia
 1194681  19765   35466   168 3.0% 0.2%
Spain
  363075   7474    6755   165 1.9% 0.2%
Ukraine
  347289  13571   11038   139 3.2% 0.2%
Belgium
  297013  12980    2675   128 0.9% 0.1%
Czechia
  222559   5343    6681   107 3.0% 0.2%
Romania
  400483   4029   13612   100 3.4% 0.3%
Indonesia
  479621  16202   10359    96 2.2% 0.1%
Germany
  368513   2305   10027    77 2.7% 0.1%
Turkey
  375180   2053    7114    61 1.9% 0.2%
Philippines
  207718   3985    3506    61 1.7% 0.1%
Morocco
  319991   8102    7202    60 2.3% 0.2%
Netherlands
  894928   2431   34315    58 3.8% 0.8%
Peru
  719714   1863   19111    58 2.7% 0.4%
South Africa
   54278   1879    1153    52 2.1% 0.3%
Tunisia
  463951   4043   10770    46 2.3% 0.4%
Iraq
   65933   2291    1578    43 2.4% 0.2%
Hungary
   45461   2760    1197    36 2.6% 0.2%
Bulgaria
   44737   1586    1161    36 2.6% 0.4%
Bosnia and Herzegovina
   61942   3087     700    32 1.1% 0.0%
Jordan

数値ソース


[グループ1]


(*英国オランダスウェーデンスペインなどは「治癒者 Total Recovered」「現存感染者 Active Cases」が途中からNAになってしまったので、現状では「現存感染者」が参考になりません。ご了承ください)


米国は予想通り死者数まで増え始め、1日あたり1,000人超が定着しつつあります。重症者も増えていますから、死者数が増えることはあっても減ることはないでしょう。新規感染者・現存感染者(対7日前比)の増加も続いています。またも最も危険な国のひとつになりつつあります。

イランは1日あたり死者数が400人を超えてきました。新規・現存感染者・重症者すべて増加中で、収まる気配はありません。死亡率も高く、引き続き最も危険な国のひとつと考えます。

スペインは新規感染者が頭打ち。マドリードなどのロックダウンが効き始めたのでしょうか?しかし死者がまた増え始めました。

スペインの1日あたり死者数を一気に追い越したのがフランス英国イタリアも追いついてきました。おそらく現存感染者も増え続けているでしょう。フランスは集中医療室(ICU)が逼迫しつつあると警告し1か月のロックダウンを始めます。

オランダベルギードイツその後を追っています。ドイツはそれほど死者が増えていませんが、フランスとほぼ同時に1か月のロックダウンへ。

スイスも新規感染者や現存感染者の増加が加速。ただし死者はずっと少ないです。

日本韓国中国は全く心配ナシ。



G1【 一日あたり死者数 7日移動平均 】

COVID19ND1_MA7_20201028






















G1一日あたり新規感染者数 7日移動平均


COVID19NC1_MA7_20201028






















G1現存感染者 対7日前増減 】

COVID19AC1_MA7_20201028





















G1【 重症者数増減 7日移動平均

各国とも増加していますので、1日あたり死者数は増えこそすれ減る可能性は低いと考えます。

COVID19SC1_MA7_20201028
























[グループ2]


ロシアは死者数が連日の300人超となっており、引き続き危険と思われる国です。現存感染者(対7日前)は増加率こそ鈍っているもののまだ増加。夏の間も減らかかったので、このまま厳しい冬に突入するのでしょう。

ブラジルインドメキシコは新規感染者がまた増えつつあります。特にメキシコは現存感染者や死者が増えており、要注意です。ブラジル・メキシコの現存感染者は減っていますので鎮静化の方向ですが、まだ油断はできません。

ペルーは新規感染者の減少が足踏みしていますが、基本的に順調です。

トルコはじわりと現存感染者が積み上がって来ました。

インドネシアエクアドルは鎮静化です。



G2【 一日あたり死者数 7日移動平均 】

COVID19ND2_MA7_20201028






















G2一日あたり新規感染者数 7日移動平均】


COVID19NC2_MA7_20201028























G2現存感染者 対7日前増減 】


COVID19AC2_MA7_20201028






















G2【 重症者数増減 7日移動平均

COVID19SC2_MA7_20201028

























[グループ3]


アルゼンチンは新規感染者がまた増加傾向。死者数も簡単には減りそうにありません。

イスラエルは現存感染者と新規感染者に続き、死者数も減って来ました。予想通り鎮静化です。

ポーランドチェコは引き続き新規・現存感染者が増加に続き、死者も急増しています。

それに比べるとウクライナルーマニアは、現存感染者が頭打ちになってきました。

イラクは現存感染者がまた増え始め、鎮静化が足踏み。

フィリピンは現存感染者に続き順当に死者が減り、「不思議な状況」が解消しました。

コロンビア南アフリカは新規感染者が増え、現存感染者が減り、死者数(7日移動平均)が横ばいでよくわかりません。





G3【 一日あたり死者数 7日移動平均 】


COVID19ND3_MA7_20201028


























G3一日あたり新規感染者数 7日移動平均】

COVID19NC3_MA7_20201028


























G3現存感染者 対7日前増減 】

COVID19AC3_MA7_20201028
























G3【 重症者数増減 7日移動平均


アルゼンチンフィリピンが引き続き要注意です。


COVID19SC3_MA7_20201028






















(終)

【週末だけのグローバル投資】100人に2-3人の「反ポリコレ票」でトランプ氏が激戦区総取りの可能性



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週末だけのグローバル投資  -生き残りの処方箋- 

第534号 100人に2-3人の「反ポリコレ票」でトランプ氏が激戦区総取りの可能性


週1回発行
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100人に2-3人の「反ポリコレ票」でトランプ氏が激戦区総取りの可能性


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目次
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  1.  上級国民・マスメディア・外国のための党になった米民主党を支持者は許せるのか

  2.  セレブをパーティに呼び、選挙資金の豊富さを誇ったヒラリー・クリントン氏は負けた

  3.  トランプ氏はたとえ低学歴でも真面目に仕事をする人々から「よりマシだ」と評価されている

  4.  しかし「トランプ氏の単純さ」と「同調圧力」のため、高学歴・高所得グループの中ではそれを言えない

  5.  日本の有権者は米国のずっと先を進んでいる

  6.  バイデン氏有利に見えても、実際は僅差

  7.  100人に2-3人の「反ポリコレ票」でトランプ氏が激戦区総取りの可能性も
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1. 上級国民・マスメディア・外国のための党になった米民主党を支持者は許せるのか
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前回の記事

2020年10月27日23:48
トランプか反トランプか。4年前からの支持率変化で予測する米大統領選。
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51272061.html

を見ていると、それまで漠然と感じていたことが確信に変わります。

それは

「大企業から労働者を守るための政党を標榜していたはずの米民主党が、いつの間にか上級国民のための党になっている」


ということです。



もう少し正確に言えば「マスメディアや外国と利益を共にするグローバリストのための政党」という感じでしょうか。

自由・平等・反差別・環境などをスローガンとして利用しつつ、気に入らない人々をポリコレ棒で撲殺する人々です。

弱者に寄り添うふりをしながら、実は冷酷に使い捨てています。

彼らにとって美しいスローガンは、暴力を振るって特権を得るための口実でしかないのです。



それは反差別に名を借りた暴動・略奪・放火などに良く現れています。

反ファシズムを標榜しながら暴力を正当化するアンティファ(AntiFa)もそうです。

歴史を見ると一般的に左派のほうが暴力的で、差別的なのです。



そのような姿を、まっとうな労働者たちはどう見たのでしょうか。

裸一貫から中産階級にまで這い上がった移民たちはどう思ったのでしょうか。

「おまえら略奪なんかしてるヒマがあったら、働いて自力で成功をつかめ!」

と、言いたいのではないでしょうか。

しかしそうすれば、暴徒たちに襲われたり店を壊されてしまいます。

彼らは表立って異を唱えることはせず、黙ってトランプ氏に投票するのです。






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2. セレブをパーティに呼び、選挙資金の豊富さを誇ったヒラリー・クリントン氏は負けた
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それはすでに、前回2016年の大統領選で見破られていました。

米民主党のヒラリー・クリントン候補は、マスメディアから勝利確定とされていました。

さっさと支払いをしたブックメーカーもありました。

彼女は選挙運動やパーティに芸能人などのセレブを呼び、圧倒的な選挙資金の差を見せつけました。



今回も全く同じ劇が繰り返されています。

マスメディアは「トランプ劣勢。なぜならバイデン氏が9月に調達した資金は約300億円でトランプ氏の3倍調達したから」と嬉しげに書いているのです。

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アメリカ大統領選挙の運動資金 広告増で過去最大に上る見通し
2020年10月22日 10時20分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201022/k10012675101000.html
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来月3日に迫ったアメリカの大統領選挙は、新型コロナウイルスの影響でテレビやネットの選挙広告が増え、選挙運動に費やされる資金は過去最大に上る見通しです。トランプ大統領は対立候補の民主党のバイデン氏に比べ資金面で厳しい状況になっていると伝えられています。アメリカ連邦選挙委員会は、21日、記者会見し、今回の大統領選挙は新型コロナウイルスの影響で選挙資金が主にテレビやネットなどの選挙広告に使われていると説明しました。

そのうえで、選挙運動に費やされる資金は過去最大に上る見通しで、大統領選挙と同時に行われる議会選挙も含めると、共和・民主の両陣営が費やす資金は110億ドル日本円で1兆1500億円に上る分析もあるとしています。

一方、アメリカメディアによりますと、民主党のバイデン氏の陣営が先月、調達した資金は2億8100万ドル、294億円に上り、トランプ大統領の陣営を3倍以上、上回ったということです。

また、両陣営の銀行口座にある資金も、先月末の時点で、バイデン氏の陣営が1億7700万ドル、185億円、トランプ氏の陣営は6300万ドル、66億円で、バイデン氏が資金面で優勢だとしています。(略)
==========================



「大企業から労働者を守るための政党」を標榜していたはずの米民主党が、いつの間に献金額が3倍であることを誇るようになったのか。

仮に支持率で10%程度リードしていても、献金額で3倍の差はつきません。

つまり米民主党を支持しているのは、いまや庶民ではなく金持ちなのです。



ここ数十年の民主党支持者であれば、まるで裏切られたような気持になるでしょう。

カネの力で世界を思い通りにする大企業や金持ちに対抗してくれると思ったのに、実際は真逆になっているのですから。

人脈や資金力が勝っていることを見せびらかして、庶民から反感を買うとは思わないのか。

ところが「巨悪である大企業や政治家や金持ちと戦っている正義の味方」であるつもりの本人たちは、そのことに気付かないようなのです。






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3. トランプ氏はたとえ低学歴でも真面目に仕事をする人々から「よりマシだ」と評価されている
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前回の記事のデータを見ると、トランプ氏とバイデン氏がそれぞれどのような人々に評価されているのかが透けて見えます。

トランプ氏は、たとえ移民であったり低学歴であっても自立して真面目に仕事をする人々から「よりマシだ」と評価されているようです。

そのような人々は、たとえ意見が違う人が居てもそれを責めたりしません。

一緒に仕事や生活をする上で、意見が違うことはプラスだと思うからです。

またそれによってビジネスチャンスを逃がしてしまうことを恐れるからです。



しかしバイデン氏や米民主党の支持者は違います。

自分に賛同しないのは、ひどい差別主義者だと責めます。

会社やコミュニティから追い出そうとします。

時には集団で襲ったりもします。

多様性を標榜しつつ、独裁国家と同じことをやっているのです。



真面目に働いている人々や、自分で成功を勝ち取った人々は、言論弾圧や暴力を行いつつ美しい言葉で正当化する人々に対して強い嫌悪感を抱くことでしょう。

最初は左派やポリコレ勢力の言うことに賛同していた人も、ある時点でおかしいと気付きます。

そのようにして「隠れトランプ派」は不可逆的に増えて行くのです。






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4. しかし「トランプ氏の単純さ」と「同調圧力」のため、高学歴・高所得グループの中ではそれを言えない
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そのようになった原因のひとつには、トランプ大統領の言動があります。

トランプ氏は共和党のレーガン大統領を意識しており「強い大統領」をあえて演じています。

だから「コロナは心配ない。すぐに消えてなくなる」などと言い続けるのです。



しかし科学者たちから見れば、現状認識が甘いということになります。

「マスクはしない」「消毒液を注射しては?」「クロロキンは効く」などと言って、科学技術に弱いことを自ら露呈してしまいます。

詐欺師から見れば、不安を煽ってカネ儲けをするためには邪魔な存在です。

左派・マスメディア・ポリコレ勢力が責め立てる材料を、自ら提供しているのです。



トランプ氏に対する悪質なフェイクニュースや「なすりつけ」は、確かにあると思います。

しかしそれを分かる人が支持しているのだから、ドンと大きく構えていれば良いのにと思うのです。

トランプ氏の過去4年の実績は画期的なものがありました。

そして一度も戦争することなく、問題を平和的に収めました。

株式市場は上げ続け、コロナ流行で3割急落したあとにまた史上最高値まで戻りつつあります。

それらの実績を誇ることなく、相手の嘘にムキになるところが「らしい」のでしょう。



そしてトランプ氏の支持層には「低学歴・低所得(下層階級)」というイメージがあります。

データで見ると「低学歴」は当たっていますが、実際は「中所得の中流階級」です。

下層から努力で這い上がった人々も多いことでしょう。

しかしマスメディアはそのイメージを強く刷り込み、「低学歴・低所得の下層階級だと思われたくなければ支持するな」と脅しているのです。

またトランプ氏が「強さ」「単純さ」を演じているため、支持者の熱狂ぶりには付いていけないと感じる人もいるでしょう。

そのような「作られた同調圧力」のために、高学歴・高所得グループの中で「トランプ支持」と言い出せないのではないでしょうか。






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5. 日本の有権者は米国のずっと先を進んでいる
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何度も言うように、すでに日本は2009年の民主党政権樹立でその修羅場をくぐってきています。

当時マスメディアは

「自民党を支持するのは無職で国籍しか誇るものがないネトウヨ」

「人生がうまく行かないことを外国人のせいにしている敗北者」

というレッテルを貼っていました。

中国・韓国・北朝鮮のやっていることに文句を言うと「差別主義者」として暴力を振るいました。



しかし日本の民主党は権力を得ても、問題を解決するのではなく文句ばかり言っていました。

左派らしく内ゲバを繰り返し、功労者を追い落としました。

その支持者たちは、自由・平等・反差別・環境などを標榜しながら暴力や犯罪行為を繰り返しました。

各国がサブプライムショックから立ち直る中で、日本経済だけが自虐的円高に苦しみました。

民主党を支援していた労働組合も、会社自体がなくなって慌て始めました。



そこで民主党を支援していた人たちも、ようやく気付いたのです。

「この人たち、『言っていること』と『やっていること』が真逆じゃね?」

「どこがリベラルだよ。独裁国家の横暴は擁護して、日本の悪口ばかり言っているじゃないか」

「庶民や弱者に寄り添うふりをしつつ、単にそれを利用しているだけだろ」



このようにして、左派・マスメディア・ポリコレ勢力の言うことを信じる人は激減しました。

それ以降の国政選挙で、自民党は6連勝しています。

自民党の政策も酷いものですが、旧民主党に政権を取られるよりはマシと思っているのです。

(図表)

(出所)社会実情データ図録
政党支持率の推移
http://honkawa2.sakura.ne.jp/j011.html


政党支持率20201028

























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6.  バイデン氏有利に見えても、実際は僅差
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そして米国も、日本の後を追っています。

国際情勢が見えている人々は「いくら何でもバイデンはねえよ」と思っているでしょう。

せっかく中国の覇権主義に対抗する機運が出てきたのに、またオバマ時代に逆戻りするからです。

ましてやカマラ・ハリス氏が昇格する可能性まで考慮すると、他に選択肢はありません。

「自民党もひどいな」と思いつつ、安倍政権に投票し続けた日本の有権者と同じ気持ちです。



しかしますます左傾化する米マスメディアには、それが「見えて」いません。

ギャラップとナイト財団による米国17のマスメディアを対象にした<正確さと偏向度に関する世論調査>では、

米民主党支持者はフォックスとブライトバードを「偏向しており不正確」と評しました。

逆に米共和党支持者はその2つだけが偏向せず正確で、他の15メディアは「偏向しており不正確」と評したのです。

米民主党にもマスメディア出身者が多かったり血縁の者が多かったりするので、マスメディアは露骨に民主党寄りのようです。

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かくも絶望的な分断ー米国民のメディア観
島田範正のIT徒然
2018 年 6 月 25 日
https://rp.kddi-research.jp/blog/srf/2018/06/25/knight/
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(略)これを眺めているだけで、なかなか興味深いのですが、当方にとってずっと興味深かったのは、回答者を「民主党員+民主党寄り」「共和党員+共和党寄り」に分けて分析すると、各メディアへの評価はほぼ<真逆>になっていることでした。

まず、偏向度。左が民主、右が共和で、数字は「<全く偏向なし+それほど偏向なし>から<極端に偏向+とても偏向>を差し引いた数字です。それがプラスなら棒グラフはブルーで「偏向が少ないメディア」で、マイナスならピンクで「偏向してる」と見る人が多いことを示す<net bias score>という新しい指標です。

民主党系支持者の間では、あの”悪名高い”Breitbartと露骨な共和党寄りで知られるFox Newsへの偏向度を指摘する人が圧倒的でしたが、17メディアのうち11メディアがブルーでした。

BiasedAccuretaD




















しかし共和党支持者だと、偏向してない派が多かったのはFoxNewsとWSJのみ。あとは全部、偏向してると見る人が多かったのです。なんという意識の分断でしょうか。(略)

BiasedAccuretaR





















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そのような事情を踏まえた上で、リアルクリアポリティクスの支持率を見てみましょう。

現状ではバイデン氏が50.6%で、トランプ氏の43.4%を7.2ポイントリードしています。
https://www.realclearpolitics.com/epolls/2020/president/us/general_election_trump_vs_biden-6247.html

RCP_TB20201928






























しかしどうもこの数字は、各メディアや調査会社の数字を平均しているようなのです。

すると左派メディアのほうが圧倒的に多いため、単に数字を平均すればバイデン氏が有利という結果になります。

それに対して実情に近い数字を出して来るのは、

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トラファルガー・グループ (Trafalgar Group)

ラスムセン(Rasmussen Reports)

インベスターズ・ビジネス・デイリー(IBD/TIPP)

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ぐらいでしょうか。

それらが含まれない数字だと、どこでもバイデン氏圧勝に見えてしまいます。

「どこの支持率が調査に含まれているのか」

「前回はどうだったのか」

などの中身を見ることなく判断はできないということです。



たとえば今、ウィスコンシン州でバイデン氏は7.8ポイントリードしています。
https://www.realclearpolitics.com/epolls/2020/president/wi/wisconsin_trump_vs_biden-6849.html


RCP_TB2020WI20201928




























しかし前回はヒラリー・クリントン氏が6.5ポイントリードしていたにもかかわらず、トランプ氏が0.7ポイント差で勝利を収めているのです。
https://www.realclearpolitics.com/epolls/2020/president/wi/wisconsin_trump_vs_biden-6849.html



RCP_TC2016WI20201928
























すべての州で前回と比較したわけではないのですが、今回も同じことが他の激戦区で起きる可能性は高いと考えます。



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7. 100人に2-3人の「反ポリコレ票」でトランプ氏が激戦区総取りの可能性も
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おそらく今回の選挙は、激戦区はほんのわずかな差で勝負が決まります。

郵便投票の問題で法廷闘争に持ち込まれる可能性も高いと思います。

それと同時に、トランプ氏が圧勝する可能性も残っています。

なぜなら

100人に2-3人の「反ポリコレ票」があるだけで、簡単にひっくり返ってしまう

からです。



仮に口先だけバイデン氏支持を表明してトランプ氏に投票する「なんちゃってバイデン派」が居れば、その差はさらに広がります。

日本では「出口調査は民主党」を実行して、マスメディアが予測を外すのを楽しむ人々がいます。

米国の場合はもっと切実に、トランプ支持を隠し通さねばならないはず。

そのように考えると、決してバイデン氏の勝利が盤石だとは思えないのです。

(終)








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トランプか反トランプか。4年前からの支持率変化で予測する米大統領選。


トランプか反トランプか。4年前からの支持率変化で予測する米大統領選。

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目次
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1. 分析の概要

2. その他候補や不明な投票先が減少。投票率上昇はバイデン氏に追い風か

3. トランプ氏、中西部で支持落とすも密かに西部で一部挽回

4. バイデン氏は若者・女性に、トランプ氏は働き盛り・男性に人気

5. 人種

6. 所得・学歴・階層・宗教

7. 支持政党・ポリシー・投資家・居住地

8. さしあたっての結論:僅差7割、トランプ氏の地滑り大勝利3割

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【1. 分析の概要】

IBD(インベスターズ・ビジネス・デイリー)の支持率調査をもとに、今回の米大統領選の傾向を考えます。

今回分析したのは「9/30から10/1までサンプル数1030の調査」です。

このときは49対46でバイデン氏がリードしているものの、トランプ氏が3%差にまで迫っていました。
https://tinyurl.com/y27bbqsj

それを「前回2016年の大統領選挙の最終世論調査」と比較しています。

Clinton Vs. Trump: IBD/TIPP Presidential Election Tracking Poll 2016
https://tinyurl.com/y34ojywl



この調査は全米を対象にしている割にはサンプル数が少ない感じで、数字はけっこう変わります。

しかし前回2016年の最終調査で45%対43.4%でトランプ氏が優勢であることを示しました。

実際の得票率ではヒラリークリントン氏のほうが多かったので、当時はむしろトランプ氏寄りの調査結果だったということです。

今回もその後の調査でまた差が広がっており、結果的にトランプ氏寄りのデータになっている可能性があります。

それでも他のマスメディアの調査より、ずっと世論に近いのではないかと思います。


それらを横に並べて増減を比較すると、興味深い発見がいくつもありました。

全体を見るとこのような感じ。しかしこのままでは説明しにくいので、ポイントを絞って順に解説します。



IBD_AtAGlance












【2. その他候補や不明な投票先が減少。投票率上昇はバイデン氏に追い風か】


まずは全体の支持率を比較してみましょう。

右側にトランプ氏45.8%、バイデン氏48.1%とそれぞれの支持率が出ています。

この時点ではバイデン氏のリードは2.3%しかなかった、ということですね。



IBD2_Overall











そして左側には、4年前からの増減を計算しました。

ただしバイデン氏の支持率増減は、2016年のヒラリー・クリントン氏の支持率からの増減であることにご注意ください。

これを見るとトランプ氏は支持が+3.1%と増え、バイデン氏は+6.9%とさらに増えていることがわかります。

実は4年前も今も、今回比較した2人とは別に2人の大統領候補が出ていたのです。

4年前は別の2人の候補と不明を合わせると、16%ありました。

それが今回は、5%にまで減っています。

つまり前回「別候補または不明」だった16%のうち、11%の人々は「トランプか反トランプか」に分かれたのです。



このことは、投票率が上がることを暗示しています。

それは一般的に、現状を変えようと考えている方に追い風となると言われています。

たとえば2005年(平成17年)第44回衆議院議員総選挙は「郵政選挙」と呼ばれ、その前は約60%だった投票率が67%を超えました。

2009年(平成21年)の第45回衆議院議員総選挙で民主党政権が成立したときは、さらに高い69%でした。

そして民主党政権の熱狂が冷めた次の衆院選では、また60%以下に落ちています。

投票率が上がると、現状を打破する方向に結果が動くということです。


Touhyouritsu1





















(出所)総務省HP
国政選挙における投票率の推移
https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/ritu/index.html


調べてみると、米国にも「投票率が上がると民主党が勝つ」傾向があるそうです。

つまり「トランプか反トランプか」で投票率が上がるとすれば、バイデン氏にとって追い風かもしれません。




【3. トランプ氏、中西部で支持落とすも密かに西部で一部挽回】


トランプ大統領は中西部(Midwest)で支持を落としていると報道されています。

IBDのデータを見ると確かに4年前に比べて-2.6%と支持を落とし、対照的にバイデン氏は+10.4%と支持を伸ばしています。

ただそれでもバイデン氏のリードは45.4%と48.4%でわずか3%であり、中西部の州をそれぞれがどう取るかで結果はまったく違ったものになりそうです。

ちなみに水色はバイデン氏に有利なデータ、薄いピンクはトランプ氏に有利なデータを示しています。


IBD3_Region








しかしそれ以上に驚くのは西部(West)でトランプ氏が支持を伸ばしていることです。

前回は「その他+不明」が27%もあったのに、それが7%にまで下がっています。それを

トランプ氏 +11.3%
バイデン氏 + 7.0%

と、分け合っているのです。

支持率そのものはバイデン氏のほうが4.7%リードしており、優位であることは間違いありません。

しかし西部地域で、思わぬ州を落としてしまいそうな予感がしています。



なぜこのようなことになったか、私にはひとつの仮説があります。

それは

「左派が強くなりすぎて、ビジネスをやっている人たちに嫌気がさしてきた」

というものです。

厳しい環境規制・重い税金・ポリコレなどが面倒で、共和党が強いテキサス州などに逃げる人たちが増えているそうなのです。

そういえばトヨタも2017年に、60年間本拠地を置いていたカリフォルニア州からテキサス州へと移ってしまいました。

今年は全米で人種差別にかこつけた暴動・略奪・放火が起こり、ワシントン州シアトルでは勝手に自治区を作ってならず者が居座りました。結局それは治安やインフラが維持できずに解散したわけですが、それを苦々しく思っている人々も居るはずです。

しかしそれを口にすれば「おまえは差別主義者だ」と指弾され、クビになったり殺されたりします。だからカタギの人間は、黙ってトランプ氏に投票するのです。




【4. バイデン氏は若者・女性に、トランプ氏は働き盛り・男性に人気】

続いて年齢と性別を見てみましょう。

18-44歳の若者は前回よりも「その他+不明」が-17.1%と大きく減り、そのほとんどである+14.8%がバイデン氏支持に流れ込んでいます。

一方でトランプ氏は45-64歳で+6.8%、65歳超で+2.1%と支持を伸ばしています。

「若者はバイデン、働き盛りはトランプ」という感じでしょうか。

また性別で言えば男性は両者とも支持を増やしましたが、女性は「その他+不明」が-10.4%と減り、そのほとんどである+9.6%がバイデン氏支持に回っています。

また未婚女性は「その他+不明」が-18.7%と大きく減り、うちバイデン氏が+11.1%を得て優勢をさらに拡大。既婚女性ではトランプ氏が-1.4%と支持を落とし、バイデン氏が+6.9%と増加して、それでもまだトランプ氏がわずかにリードという感じです。


IBD4_AgeMF









IBD9_woman







【5. 人種】

人種別で見ると白人男性はトランプ氏+4.7%、バイデン氏+5.2%と同じぐらい支持を積み増し。しかし白人女性ではそれぞれ+1.4%と+7.5%でバイデン氏のほうが支持を伸ばしました。ただし白人全体の支持率はそれぞれ53.3%と40.6%でトランプ氏優勢です。

黒人ではバイデン氏が+9.7%と支持を積み増しトータルで87.7%と圧倒。

意外なのはヒスパニックで、トランプ氏+6.2%に対してバイデン氏が+26.4%の支持積み増し。
結果29.2%対65.4%でバイデン氏が大きくリードです。


IBD5_Race1







IBD8_Race2














【6. 所得・学歴・階層・宗教】

所得で見ても非常に興味深いです。

まずトランプ氏は所得「3万ドルから5万ドル」の中間層で+19.4%と支持を高め、バイデン氏を圧倒しています。「5万ドルから7万ドル」の層ではバイデン氏のほうが+8.4%と支持を高めましたが、それでも47.5%対45.4%でトランプ氏がリードしています。

逆にバイデン氏は所得「3万ドル以下」で+9.2%支持を積み増して57.2%、「7.5万ドル超」でも-6.4%と支持を落とすトランプ氏を尻目に10.0%の支持を積み増して51%とトランプ氏を逆転しています。バイデン氏は増税を打ち出しているのに、これは驚くべきことです。

ざっくり言えば

トランプ氏は中間層に支持され、バイデン氏はその上下に支持されている

ということです。

学歴を見るとトランプ氏はこの4年で高卒者の支持をのの+7.9%積み増した一方、大卒以上には-1.7%と支持を落としています。バイデン氏は大学中退者で+10.8%支持を伸ばしたもののまだトランプ氏には及ばず、その代わり大卒以上では+11.7%積み増して+55.7%と大きくリードしています。

おそらく大卒が多い職場では、口が裂けても「トランプ支持」とは言えない雰囲気

ではないかと察します。


IBD6_IncomeEdu1

















家庭(階層?)はほぼ、所得と同じ。中流でトランプ氏が好まれ、上流と下流でバイデン氏の人気が高いです。

宗教は面白いことに、カトリックのバイデン氏がプロテスタントからの支持を+7%上乗せ。まだトランプ氏の支持53.5%には届かないものの、40%にまで追い上げています。

逆にプロテスタントのトランプ氏はカトリックからの支持を+7.7%上乗せ、支持率48.7%でほぼバイデン氏に並んでいます。

他の宗教はほぼバイデン氏に流れ、無宗教はややトランプ氏に流れたようです。


IBD10_class
















【7. 支持政党・ポリシー・投資家・居住地】


トランプ氏・バイデン氏ともにお互いの政党で支持率を上げ、無党派層はバイデン氏に流れたようです。

面白いのは投資家たちが、バイデン氏を支持していること。トランプ大統領が就任してから経済や株価は絶好調だったのに、それが評価されていないとは意外です。

居住地ではトランプ大統領が+9.5%と支持を積み増し。暴動略奪放火に対して治安維持を主張しているたからかもしれません。ただしそれでも支持率は34.5%と、バイデン氏の62.1%には遠く及びません。郊外では逆にバイデン氏が+8.5%と伸ばしました。

そして親である人々の間ではバイデン氏が+10.3%と支持を伸ばし、トランプ氏をわずかに上回っています。子供がいれば治安を重視しそうなものですが、これも少し意外に感じました。



IBD7_PolicyEtc

























【8. さしあたっての結論:僅差7割、トランプ氏の地滑り大勝利3割】


これらの数字から考えると、本当に僅差の勝負になる可能性が高いと感じます。

確かに数字上はバイデン氏有利なのですが、高学歴あるいは高所得のトランプ支持者は決してそれを口にしないだろうからです。

特に西部でトランプ氏の支持が高まったということは、日本のような「反左翼・反マスメディア・反ポリコレ社会」に近づいているのかもしれません。

つまり

4年前より、隠れトランプがずっと増えているのではないか

ということです。

その程度によっては、2-3割の確率でトランプ氏の地滑り的大勝利もあり得ると考えています。

(続く)


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