[結論]
- PCを修理に出すためにセキュリティに注意して個人情報や設定を削除しました。
- さんざん手順を考えてチェックリストを作りながら実行した結果、バックアップ ‐ クリーンインストール ‐ 復元のほうがずっと楽だったんじゃないかと終わってから思いました。
---------------------------------------
システム更新に伴い、関連のネタが増えます。
ある事情で、PCを修理に出すことになりました。
電気系のリコールなので、応じないわけには行きません。
火事になったり部品がぶっ壊れたりする可能性があるからです。
そのために準備をしていたのですが、今のPCは文字通り「宝の山」ですね。
「自分が自分であるためのライフライン」と言っても過言ではないでしょう。
それだけに情報が洩れると、壊滅的な被害にあう可能性があります。
ファイルや写真を削除しただけでは、全くセキュリティになっていません。
今回はそれを痛感しました。
PCにある情報さえあれば、誰かがあなたになりすましてカードを使って買い物ができます。
サーバに侵入して書き換えたり、すべてぶっ壊すこともできます。
PCを修理に出したり、他人に預けるときは本当に注意しないといけません。
ヒントを少しでも残せば、それを手がかりとして芋づる式に情報を引き出されてしまうからです。
私が悪者なら、お年寄りを狙いますね。
PCを修理しに来たところを狙ったり、「修理に出したくなる状況」を作ります。
お年寄りなら、IDもパスワードも記憶させたままでしょう。
「修理に必要だ」と言えば、他にも個人情報を教えてくれるかもしれません。
その子供たち(成人して地位も財産もある)が帰省したときにそのPCを使っているなら、さらに価値ある情報まで手に入りそうです。
離れて暮らす親御さんがいる方は、そちらも注意しておきましょう。
-----------------------------------
セキュリティ対策の基本姿勢
-----------------------------------
潜在的侵入者に
- 楽をさせない
- 興味を持たせない
- ヒントを与えない
「セキュリティが甘い」と思われると、ヤバい連中が群がってきて危険が100倍になる
ヒントを与えるほど、侵入者の「やる気」を引き出してしまう
「こいつのことを探るのは面倒くせえ。他のカモを探そう」と思わせるべし
-----------------------------------
前処理
-----------------------------------
- バックアッブを取る
基本はPCまるごと
戻すときに取捨選択すれば良い整理にもなる
- 管理者ログインやBIOSパスワードを全く違うものに変更
さりとて「ありがちなパスワードランキング」に載るようなものにすると、馬鹿だと思われて危険が増す
それ以外で「俺なら一生使わねえな」と思うものにしておくこと
たぶん思い出せなくなるので、忘れないようにどこかに書き留めておく
いったんログオフして、それでログインできるかどうかテストする
-----------------------------------
個別処理
-----------------------------------
- ローカルHDDに保存してあるファイル・写真・ビデオを消す
個人情報を残せば残すほど興味を持たれ、ヒントを多く与えることになる
- Googleアカウントなどからログオフ
さらにChromeのブラウザ設定からユーザ名を削除←超重要
これをやらないと右上のgoogleログインを押したとき、ユーザ名やメアドが表示される。
- クラウドサービスのリンクを解除(Dropboox,OneDriveなど)
ローカルPC側にファイルが残っているはずなので、これらを削除
- 証券会社の取引ツールなどで、ユーザIDやパスワードを保存していたら消す
IDだけでもわかると侵入を試みられる
心配ならソフトごと削除し、あとで再設定
- FTPのIDとサーバ名をフェイク(偽物)に変更←超重要
悪意を持ってサーバに侵入されるとダメージ大
パスワードまで保存していたらもう最悪
すべて変更すると戻すのが面倒になるが、心配ならFTPソフトごと消す
- kindleなど、自動接続のソフトからログオフ←超重要
これも放置するとカードを勝手に使われる
-----------------------
最終処理
-----------------------
- ブラウザに残る情報を消去
googleなどの無害なページだけ残してすべてのタブを閉じ、履歴やcookieを消去
- デスクトップにはゴミ箱だけを残し、残りは他の場所に移動
ファイルやソフトが表に出ていると、クリックしたくなる
普段からすっきりまとめている人も、一時的にどこかに移動
- ゴミ箱を空にする
中身を残していると復元されてしまうから
- 無線LANのセキュリティキー(パスワード)を消す←超重要
放っておくと無線ルータのパスワードが残ってしまう。
住所がわかっているのだから、近くに来れば接続できるということ
windows10なら「ワイヤレスネットワークの状態」
「ワイヤレスのプロパティ」
「プロパティ」タブに移動
ネットワークセキュリティキーの下の「パスワードの文字を表示する」をチェック
するとパスワードが保存されていることがわかる。
ここを削除するか、適当な文字を入れる
- パスワード体系を変更して全く違うものにする
預けたPCのデータを解読してもログインできないようにするため
-----------------------
-----------------------
自分がやったのはこれぐらいです。
それでもまだ穴がないか、懸念が残りますね。
案の定、PCを送った後に「Windowsの復旧機能で戻せるんじゃないか?」と思いつきました。
後で確認したところ、これは杞憂だったようです。
しかしこんなに気を使うんだったら「全部バックアップ取ってからクリーンインストールして修理に出し、戻ってきてから全部戻せば良かった」んじゃないかと思いました。
ただ今回のチェックリストは無駄ではないと思いますので、漏れや手順前後などに気付いた方はご指摘いただけるとありがたいです。
*************************************
(20160902追記)
コメント欄にてさっそく教えていただきました。
windows8以降はPCを初期状態に戻したり、リフレッシュすることができるようです。初期状態に戻せばファイル・アプリ・設定等は吹き飛びますが、私がやったようにいちいち削るよりずっと楽です。またWindowsの調子が悪い時は、リフレッシュすればファイル・アプリ・設定はそのままで再インストールできるとのこと。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/17085/windows-8-restore-refresh-reset-pc
それ以外の方法で削除したときは、空き容量をランダムな値で上書きして消すのが重要とのこと。これは聞いたことがあるのですが、すっかり忘れていました。コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動し、以下のコマンドを実行すれば良いそうです。
cipher /w:c:(C:ドライブの場合)
ちょっとした知識がないだけで人生は苦しく、遠回りになりますね。
貴重な知識をありがとうございました。