ワイルドインベスターズ投資ブログ

     ~ グローバル投資への扉 ~   関東財務局長(金商)第1173号

2016年07月

ヘリコプターマネーの本質 (3)ますます読めなくなった黒田日銀の行動基準



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第276号 ヘリコプターマネーの本質 (3)ますます読めなくなった黒田日銀の行動基準

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「株価指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れを年3兆3000億円から6兆円に倍増する」

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昨日の日銀による決定には驚きました。

ここで動くこと自体がどうかと思うのに、その内容と理由付けはさらにヤバいです。

今までも日銀が「別の問題の尻拭い」に使われる兆候は出ていました。

今後それが加速するのではないかと危惧します。

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弊社はもともと、「今月は政策変更の必要なし」と考えていました。

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- 消費税引き上げは、すでに延期で決着が着いている(景気回復を演出する必要なし)

- 参院選挙も終わり、安倍政権の支持率は高い(株高を演出して政権を支える必要なし)

- 世界を見ても危機をいったん脱し、米株は史上最高値。日本株も連れ高している。
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必要がないときに弾を撃つ必要はなく、本当に危機が訪れたときのために温存するが良しと考えたのです。

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追加緩和を予想した人々も「国債買い入れ増額」や「マイナス金利の深堀り」がメインと考えていました。

ETF買い入れ増額はそのオマケ程度。

ヘリマネも喧伝されていましたが、そもそも金融政策では達成が難しい政策です(後述)。

そして結果は
「株価指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れを年3兆3000億円から6兆円に倍増する」
というものでした。

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その理由は

「新興国経済の減速や英国のEU離脱(Brexit)で不確実性が高まっているから」

というもの。

しかし当の英国株は、離脱前の株価をはるかに上回っています。

FRBもECB(欧州中央銀行)もショックからの回復途上にあるとして、金融政策を変更していません。

G7やG20では日本以外の誰も「今が世界的危機」だとは認識していませんでした。

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どうやら日本だけが、円高デフレに危機感を抱いていた感じです。

しかしその対策として「ETF買い入れ増額のみ」ではおかしすぎます。

「真の理由」は他にあるのでしょうが、今回の理由付けはヤバいと感じました。

逆にこの理由付けが本心だとしたら、もっとヤバいです。

現状認識能力にも作戦企画能力にも疑問を持たれてしまいます。

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これは、政権の経済対策と歩調を合わせた株価対策にしか見えません。

デフレ脱却に対してはさほど効果なく、「追加緩和」と呼ぶのもためらわれます。

まるでバーベキューの火力が弱くなったからと言って、マッチ1000本に火をつけてコンロに放り込むようなもの。

効果はゼロではないですが、副作用とコストが大きくて効率が悪すぎると感じます。

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確かに株価上昇は、デフレ脱却や景気回復の起爆剤になりえます。

しかしそれだけでは、良いサイクルを持続させることはできません。

6月の全国消費者物価指数(CPI)は前年比-0.5%となり、異次元緩和前のデフレ状態に逆戻りしました。

いくら円安・株高に誘導しても、それだけで景気やインフレ率を上向かせ持続させることはできないということです。

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毎年6兆円のETF購入は、強烈な株価対策です。

時価総額500兆円とすれば、そのうちたった1.2%と思うかもしれません。

しかし1営業日あたり240億円を買い続けるのです。

3営業日休むと、遅れを取り戻すために約1000億円を買わねばならなくなります。

1日当たりの売買代金を2兆円と仮定しても、約5%が日銀による買いになってしまいます。

それは果たして自由な国の市場なのかと思います。

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2013年4月4日、最初の「異次元緩和」の目的は「デフレ脱却」でした。

2014年10月31日、追加緩和の目的は「好景気演出」と「消費増税の正当化」でした。

2016年1月29日の「マイナス金利導入」は、絶望的になったデフレ脱却に最後のムチを入れ責任とコストの一部を銀行に転嫁したように見えました。

今回2016年7月29日の「ETF買い入れ倍増」は、政治的妥協に立脚した株価維持が目的に見えます。

目的と手段がだんだんズレて行き、あらぬ方向へ向かっているように思えるのです。

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なぜ、このタイミングで株価を後押しする必要があったのか。

政権や関係者との「取引」「妥協」の結果なのか。

絶望的になった「デフレ脱却」という目標に対し、まだ諦めていないというアピールなのか。

黒田日銀の行動基準がますます読めなくなりました。






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気になるチャート20160729 ETF買い入れ増額は目標に向かうアクションなのか


今日の日銀の決定には驚いた。

そもそも政策変更が必要なタイミングではなく、仮に追加緩和しても限界が露呈するだけと考えていたからだ。

結果はETF買い入れを3兆円から6兆円に増額するとのこと。

しかしそれはインフレ2%の目標や景気底上げに近づくためのアクションになっているのか?

株価を支えるために取った、政治的な行動としか思えない。



対ドルで2円の円高にもかかわらず株価は上昇して引けたので、短期的な株価対策としては成功したと思っているかもしれない。

だがこれによって政府日銀が失ったものは大きいと考える。

この件についてはメルマガや会員レポートで詳しく述べていきたい。

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現地通貨ベースの株価は上昇がスローダウン。

FOMC・日銀会合・欧州ストレステストを控えて様子見気配が強かったが、底堅く推移した。

 LineChartMajorEq1f1_20160729



 


























通貨はドルがやや軟化。

円高ドル安になりそうに見えて、なかなか加速しなかった。

これが日銀会合を経てどうなるか。

LineChartMajorCcyUSD1f1_20160729

 



























ドルベース対SP500では、若干ながら右肩上がりの「逆流」が続く。

LineChartMajorEqvsSPX1f1_20160729




























日本株ではマザーズの弱さが目立った。

LineChartEqJPNidxvsTPX1f1_20160729




























コモディティも軟調。

それに比べると資源国や資源関連銘柄はあまり下げていないように見える。

LineChartCmdtyIDX1f1_20160729


















 

ヘリコプターマネーの本質 (2)消費税は強烈な「逆ヘリマネ政策」



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第275号 ヘリコプターマネーの本質 (2)消費税は強烈な「逆ヘリマネ政策」

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「ヘリコプターマネー、必要も可能性もない」

今週は黒田総裁の発言が報道され、一気に日本株が下がって円高に振れました。

その後、これはBBCによる6月のインタビューとの話が出て、落ち着きを取り戻しました。

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本メルマガで書いたように、いまの黒田日銀は「サプライズによる株価維持」を主な手法としています。

否定しても肯定しても、市場に疑心暗鬼を生んでしまいます。

この状況であれば、昔のニュースを流して市場を操作しようと考える人々がいてもおかしくありません。

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しかし日銀がこれ以上の金融緩和をしても、効果はほとんどないでしょう。

むしろ副作用のほうが大きくなり、収拾がつかなくなります。

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1. 日銀が国債の買い入れを増やしても、インフレにはならず出口戦略が絶望的になる

2. マイナス金利を拡大しても、金融市場の歪みが大きくなるだけ

3. ETF買い入れを増やせば株価は上がるかもしれないが、消費が回復する見込みはない
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金融政策は限界を迎えているのです。

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政府が永久国債を発行し、日銀が買い取るというプランもあります。

しかしこれは5年債や10年債を買って、償還したらまた買い直すのとほぼ同じです。

しいて言えば、リファイナンス(再調達)の手間とリスクが減るぐらい。

そしてどうせ国が命令して買わせるのだから、リファイナンスのリスクはほぼゼロ。

つまり今行われている国債買い入れと、ほとんど変わらないのです。

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そして日本政府は、強烈な「逆ヘリマネ政策」をずっと続けています。

なにしろ、人々がカネを使うたびに金額の8%を召し上げているのです。

そう、消費税こそ「強烈な逆ヘリマネ政策」と言えるでしょう。

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ヘリコプターマネーは、人々に広くカネを与えることによって消費を喚起するのが狙いです。

それが需要となり、投資を生み、経済が活性化します。

通貨価値が下がってインフレになる副作用はありますが、デフレ下なら好都合という考えです。

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しかし消費税は全く逆です。

人々から広く、継続的にカネを巻き上げます。

普通の人は生活するだけで精一杯で、余計な支出をどんどん削ります。

消費がヘタり、地方経済は壊滅し、投資は外国に逃げます。

日本の「失われた25年は」消費税引き上げから始まっているのです。、

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この「強烈なデフレ政策」は、異次元緩和の効果を台無しにします。

「2年で2%のインフレ」という目標は、全く達成されませんでした。

この先もあらゆる政策の効果が薄くなり、デフレに苦しめられるでしょう。

消費税がある限り、経済が良くなるわけがないのです。







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投資戦略動画(公開用)20160723

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オバマ政権の大失態。「逆トルコ革命」で世界は大混乱へ


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第274号 オバマ政権の大失態。「逆トルコ革命」で世界は大混乱へ

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投資戦略アップデート(20160720)オバマ政権の大失態。「逆トルコ革命」で世界は大混乱へ

の公共性が高いと判断し、加筆修正して公開したものです

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トルコ軍のクーデター失敗で、市場は落ち着きを取り戻しました。

短期的にはリスクが減ったように見えます。

しかし長期的にはアメリカの国益を大きく損ない、欧州や中東を不安定化させるでしょう。

「トルコを失う」ことで、オバマ政権の失態リストに新たな1ページが加わりました。

さらにそれだけでは済まない、大混乱の序幕のように思えます。

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2016年7月15日夜(日本時間16日未明)、トルコでクーデターというニュースが流れたとき
私は反射的に「世俗主義への回帰。背後には米国」と考えました。

過去に何度か、イスラム色が強くなったときにトルコ軍が介入したことがあったからです。

そのように、一部会員さんにもメールしました。

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トルコのエルドアン大統領は穏健派を放逐して独裁色を強め、急速にイスラム化していました。

また昨年(2015年11月)のロシア機撃墜以降、ロシアに急接近していました。

それらが米国の逆鱗に触れたのではないか、と考えたのです。

トルコ軍によるクーデターによって、ケマルパシャの「トルコ革命」以来の伝統である「世俗主義」に戻すのかと思っていました。

しかしクーデターがすぐ失敗したのを見て、大いに驚きました。

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トルコでは今回の事件で、「米国が黒幕だ!」と非難している人々がいます。

そして米国側は、それを否定しています。

US government behind Turkish coup attempt, Turkish minister says

Turkey coup: Tensions between US and Erdogan administration rise after failed power grab

トルコのクーデター未遂、米ケリー長官「米関与説は完全な誤り」

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しかし米オバマ大統領が早い段階でエルドアン政権を支持したことを見ると、
本当に米国は関与していなかったのかもしれないと思ってしまいます。

オバマ米大統領「トルコの現政府支持」=クーデターの動きけん制

もちろんCIAなどがオバマに知らせなかった、ということもあり得ます。

仮に米国が黒幕であったとしても、基本を外した稚拙なクーデターであったことは否めません。

トルコ一部軍人の暴走なのかどうか、判断に迷うところです。

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それに対し、エルドアン大統領は手際よくトルコ内米軍基地への電力供給をストップしました。

すばやく裁判官や軍人を処分しました。

稚拙さが目立つクーデター側よりも、用意周到な感じです。

これまでの歴史を鑑みて、事前に準備してあったのでしょう。

トルコの米空軍基地 停電
NATO諸国の航空機も置かれているトルコ軍のインジルリク空軍基地は、現地当局により、封鎖され、電気の供給も止められている。

トルコ政府、裁判官2745人の職権一時停止

トルコ クーデター未遂 捜査当局が軍幹部クラスも追及


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これでエルドアン大統領は、反対派を粛正する大義名分を得ました。

今後はますます独裁的になり、イスラム色が強くなるでしょう。

EUに参加するどころではありません。

NATOから脱退したり、ロシアと同盟を組むこともありえます。

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エルドアン大統領から見ると、目下の敵対勢力は

「宗教色の強いギュレン氏支持者(ギュレニスト)」

「世俗主義者(軍人など)」

となっているようです。

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ギュレン氏はイスラーム道徳をベースにする市民運動の指導者です。

かつてはエルドアン大統領の支持母体となり共闘していましたが、方向性の違いから袂を分かちました。

独裁者はそのような人物の影響力を恐れ、粛清したがる傾向があります。

ギュレン氏は今では米国に亡命しており、現実的な脅威とはなりません。

エルドアン大統領はこれを口実に、トルコ国内の反対者や世俗主義の軍人を排除するつもりなのでしょう。

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(参考)
アッという間に市民に制圧されたトルコ・クーデターの隠された意味 軍2839人逮捕、判事2745人解雇

トルコのクーデターはなぜ失敗したのか 

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この事件で、米国が失ったものは計り知れません。

米軍基地がトルコから追い出されたら、アジアと欧州をつなぐキーストーンが失われます。

ダーイシュ(ISIL、自称イスラム国)掃討作戦や、シリア難民にも影響が出るでしょう。

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エルドアン大統領の背後には、ロシアの影が見えます。

トルコから米国の影響を排除できれば、ロシアにとって莫大な収穫です。

ロシア黒海艦隊はクリミアから黒海を経て、地中海へと出る水路を確保できます。

この事件の前に「プーチン大統領の姿がしばらく見えない」という噂が流れたことと
無関係ではないかもしれません。

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しかしロシア側も、手放しで喜んで良いものでしょうか。

「イラン・イスラム革命」と同じことが、これからトルコで起きる可能性は大きいです。

今はエルドアン大統領を支援しているロシアも、そのうち手を焼くようになるかもしれません。

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米国のオバマ大統領は、その任期中に国益を失い続けました。

「市民が殺されている!」と報道されると、事実や背景を確認せず反射的にその相手を潰してしまうことも大きな原因です。

敵味方を取り違えて肩入れしてしまうため、国益を失ったことにすら気付きません。

米国が大義名分として使ってきた「民主化」の御旗を、
神聖不可侵なものとして心から信じてしまっているのです。

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オバマ大統領は、同盟国の国益や安全にはさらに鈍感です。

そのため多くの仲間が去ってゆきました。

「アラブの春」ではエジプトの親米ムバラクや、リビアの親米カダフィを潰しました。

それを見たサウジアラビアはロシアに接近し、外交力や軍事力を独自展開するようになりました。

またオバマ大統領はイランに歩み寄るなどして、イスラエルの離反を招きました。

シリアではアサド大統領を困らせるためダーイシュ(自称イスラム国)をわざと延命させ、
世界にテロの種を撒きました。

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英国との関係もおかしくなりました。

英国から贈られたチャーチルの胸像を執務室から放り出し、倉庫に入れてしまいました。

オバマファミリーが英国皇室に対して慣れ慣れしすぎることも不評でした。

それらがすべての理由ではありませんが、英国は中国に接近するようになりました。

英独仏伊が米国の制止を振り切ってAIIBに参加したのには、いくつもの背景があるのです。

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オバマ大統領の時代に、アジアでも緊張が高まりました。

北朝鮮の核武装を許しました。

中国には南シナ海の埋め立てを許しました。

中国は日本の尖閣諸島に連日、領海侵犯するようになりました。

中国は沖縄(尖閣)・台湾などの「第一列島線」の突破を確信しました。

「第二列島線」の小笠原でサンゴを密猟し、日本の施政権を揺さぶりました。

今では日本の沖ノ鳥島の領有権に文句をつけ、奪う気マンマンです。

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今回の「トルコ・クーデター未遂事件」は大きなターニングポイントです。

これから起こることは「逆トルコ革命」であり、「トルコにおけるイラン・イスラム革命」となるでしょう。

今はクーデター失敗を喜んでいる人々も、
ずっと後になってこれが独裁加速のきっかけであったことに気付くでしょう。

「民主主義の勝利」と喧伝される裏側で、「アラブの春」と同じような火種が撒かれているのです。

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米国のトルコ喪失によって、「オバマの大失態リスト」に大きな一項目が追加されました。

そしてオバマ大統領の任期はあと半年。

この「ボーナスステージ」を最大限に活用するため、各国ともなりふりかまわず他国の国土や権益を奪いに来るでしょう。

大混乱はまだ始まったばかりです。





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