★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
週末だけのグローバル投資 -生き残りの処方箋-
第217号 トヨタAA株は売りか買いか(1) 発行目的と矛盾する不思議な「仕組み債」
週1回発行
ワイルドインベスターズ株式会社
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
特別レポート「トヨタAA株は売りか買いか(Ver3)」を会員サイトにアップしました。
このメルマガで内容の一部を掲載しますが、詳しい思考過程や図表は省略します。
結論を先取りしたい方、図表でわかりやすく頭に入れたい方、そこまでの過程を詳しく知りたい方は入会してご高覧ください。
月々2550円で過去のレポートとセミナー動画が見放題です。
[目次]
1. 本質は「議決権・新株予約権付きコーラブル永久劣後債」
2. 普通株・コールオプション・新株予約権付き社債(旧転換社債)との比較
3. 個人向け国債・トヨタ社債との比較
4. AA株主側のオプション価値を計算する
5. 浮動株へのインパクト
6. 景気サイクルの観点から
7. 類似品にご注意
8. 弱点は4つある
9. 最大の問題は何か
10. まるで複雑な仕組み債
11. 結論:「短期の経済的利益」と「会社のブランド価値」
*****************************************
*****************************************
トヨタが「AA型種類株式」を発行します。しかしこれは
-----------------------------------------
1. 長期的に存続しえない「仕組み債」のような設計
2. 「長期の投資家を開拓する」という発行理由と矛盾している
3. トヨタ株の代替として買うべきではない
-----------------------------------------
という不思議な商品です。
発行体や普通株主にとっては経済的メリットがありますが、誤解を招きやすく後で問題になる可能性が大です。
正直、設計や発行そのものを考え直した方が良いのではないかと思います。
*****************************************
AA株をあたかも、利益無限大の「議決権付き永久転換社債」のように語るのは大きな誤解です。
AA株はトヨタ普通株の代わりにはなりません。
むしろ複雑な仕組み債のようなものです。
かく言う私も、少し調べるまで同じ勘違いをしていました。
このままでは多くの人が大きな誤解をしたまま、AA株を買ってしまうのではないかと危惧します。
*****************************************
*****************************************
AA株が持っている値上がり益の期待値は、我々が最初にイメージするよりずっと小さなものです。
なぜなら普通株価が発行価格を上回る状態は長く続かないからです。
そしてタイミングによっては、普通株価が発行価格を上回っていてもAA株主が利益を得られない期間があります。
AA株は結局「議決権付きコーラブル永久劣後債」に少しの「特殊なトヨタ株オプション」を付けた程度の商品でしかありません。
*****************************************
AA株は理論的には「永久」でありえますが、現実的にはおそらく15年も存続しません。
5年以降に株価が発行価格を上回ると、「投資家が普通株に転換」あるいは「発行体が発行価格で買い取り」をして消滅します。
株価が発行価格を下回っていても、「投資家が別の投資機会を見つけ」たり「発行体の支払い能力に不安を覚え」ると投資家が買取請求をします。
また発行体に借り換えチャンスがあれば、株価が発行価格を下回っていても発行体が発行価格で買い取る事態がありえます。
そのいずれでもない微妙な状態が続かないと、AA株は存続することができないのです。
これは「中長期株主層の形成」という発行理由と矛盾します。
*****************************************
*****************************************
投資の世界には「複雑でわかりにくい商品は買い手にとって不利である」という大原則があります。
単に債券を発行して自社株買いを行った方が発行体や普通株主にとって有利なのに
、わざわざ手間がかかって税金が高いAA株を発行するのはなぜでしょう?
何か別の目的があるのではないかと勘ぐってしまいます。
*****************************************
我々もAA株発行を利用して、「短期の経済的利益」を得ることは可能です。
しかし日本を代表する優良企業が長期保有という目的に合わない、
仕組み債のようなものを売ったとなれば「会社のブランド価値」に影響があるかもしれません。
それは日本の経済界や金融界にとって良いことではありません。
個人的には資金調達の方法を再考してもらえないだろうかと思っています。
(続く)
次回以降、こう考える理由をかいつまんで説明します。
結論を先取りしたい方、図表でわかりやすく頭に入れたい方、そこまでの過程を詳しく知りたい方は入会してご高覧ください。
月々2550円で過去のレポートとセミナー動画が見放題です。
特別レポート「トヨタAA株は売りか買いか(Ver3)」
トップページの左側「新着ダウンロード」から選択するか、「ダウンロード」「いろいろレポート」「日付が新しい順にソート」して選んでください。
-----------------------------------------
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
週末だけのグローバル投資 -生き残りの処方箋-
発行責任者 ワイルドインベスターズ株式会社
バックナンバー http://archive.mag2.com/0001237271/index.html
公式サイト http://www.wildinvestors.com/member/
メールアドレス mailto:wi@wildinvestors.com
登録・解除 http://www.mag2.com/m/0001237271.html
Copyright (c) Wild Investors Inc. All rights reserved.
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★




