ワイルドインベスターズ投資ブログ

     ~ グローバル投資への扉 ~   関東財務局長(金商)第1173号

2013年12月

バブル相場 心得の条


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週末だけのグローバル投資  -生き残りの処方箋- 

第139号 バブル相場 心得の条

週1回発行
                      ワイルドインベスターズ株式会社
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ほぼ想定通りの動きです。

米国の景気回復で株が上がり、ドル高となっています。

まだ業績相場の入り口ですから、買いポジションを手じまってはいけません。

ここから1-3年続く上昇相場に乗るべきです。

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しかし、この波にうまく乗れていない人もいるでしょう。

バブル相場は強いトレンドに乗っているため、しっかりした企業分析が生かしにくいということもあります。

それどころかチャート分析や過去の経験則まで使えなくなります。

失礼な言い方をすると「馬鹿でも勝てる」「馬鹿のほうが勝つ」環境と言えるでしょう。

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それでも上級者は「馬鹿になって買え!」と理性のスイッチを切ることができます。

しかし中級者は「馬鹿になる術」をまだ覚えていないので、初心者に負けてしまいます。

それが焦りを生んでドツボにはまり、波に乗り切れないのです。

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以下に挙げるのは拙著

「超絶バブルの安全な投資術 バブル期に始める株式投資の勝ち方」

に書いたバブル相場で利益を得る心得です。

「レバレッジを取りすぎない」ことが最も難しいと思いますが、心に留めておくだけで全然違った結果となるでしょう。


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[バブル相場 心得の条]
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1.
市場が膠着して利益確定したくなっても買いのまま辛抱しろ。暴騰は突然やってくる。

2.
高値警戒を理由に売るのは大馬鹿。売り切りはバブルが終わるまで辛抱だ。
ある銘柄を売るときは、必ずもっと有望な銘柄と入れ替えろ。

3.
すぐ上がらないからと焦れるな。
無理のないポジションを取って「時間調整」「価格調整」が終わるのを待て。
上がらない間「耐えているように感じ」「市場が気になって他のことが手につかない」なら、
それはポジションが過大なのだ。

4.
レバレッジを掛け過ぎるな。さもないと絶好の押し目で退場させられることになる。
逆にそんな人々が投げ売りするタイミングで買い増せ。それが「相場の肥やし」と「達人」の分かれ目だ。

5.
万が一、証拠金が不足しそうならすぐ1/5を売れ。おそらく軽微な機会損失で済む。
そんな状況に陥ったことや、早く利食わなかったことを後悔するな。積極的にやっていればそんな時もある。
悔いも恥もなく単に減らせ。生き残ればチャンスはまた来る。

6.
華麗に波乗りしようとするな。バブルの「主役」だけ見ておけ。
途中の下落や、短期の循環まで取ろうとするな。
途中でいったん利食うのは「売りで儲けようとする」のと同じ危険行為のひとつだと思え。

7.
主役以外のセクターや銘柄がブチ上がる日もあるが、気にするな。
そのカネはいずれ戻ってくる。「脇役」の上昇が終わって「主役」がふたたび動き出すときが買い増しのチャンスだ。

8.ポジショニングは「ひらりひらりロングからショートへ」ではなく「じわりじわり買い増し」。
売り買いをドテンで繰り返すのは最悪だ。
うまく利食いのタイミングが取れなくても、適切にポジションを積み増せば利益は加速度的に増える。

9.
一瞬たりとも、どんな銘柄でもショートしてはならない。
売りたくなるような銘柄ほど上げ潮に乗って理不尽な暴騰をするからだ。
スケベ心でちょいと売った銘柄のために、すべての利益を失うはめになるな。
何よりも売り目線となって上げ潮に乗れなくなるのが大問題だ。

10.
何かを売って市場リスクをヘッジしようなどと考えるな。
そんなことをしてもリスクは減ってない。
余力があるなら買いに回せ。ただし屑プット買いは良い保険だ。

11.
誰かが短期間で莫大な利益を上げたと聞いても、焦ってポジションや売買を増やすな。
さもないと相場の「肥やし」となる。
トレーダーにはそれぞれ適切な戦略とレバレッジがあり、成功するにも時間が必要だ。

12.
ミスしたらいったん心をリセットしろ。
簡単な上げ相場なのに俺だけは儲けられないと焦るな。
焦りは過度なレバレッジを取らせ、さらなるドツボを呼ぶ。
心がリセットできて迷いがなくなったら、適切なレバレッジで速やかに市場に復帰しろ。


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今年は良好なパフォーマンスでした。

この調子で来年も良い年にしましょう。



(終)


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気になるチャート 20131227

株価が好調に高値を更新している
米国が業績相場に入ったことは明らかだ。


LineChartMajorEq1f1_20131227



























相対的にのリードが続く。日本はもはや主役ではない。
LineChartMajorEqvsMXWO1f1_20131227




























それでも円安の恩恵で、あらゆる外貨資産が値上がりしている。
これは景気回復に大いに役立つだろう。

LineChartMajorCcyJPY1f1_20131227 



























日本株では日経平均が先物主導で大きく上がった。
ファーストリテイリングやファナックの貸借比率が極端に売りに傾き、踏み上げられているようだ。
しかし今週後半は現物に買いが広がり、格差が是正されつつある。

LineChartEqJPNidxvsTPX1f1_20131227



























欧州ではドイツが好調だが、他国は相対的に遅れている。
LineChartEqEU2vsDAXinEUR1f1_20131227 



























米国業種ではディフェンシブが冴えないのは想定通り。
ただエネルギー(黒)と素材に上昇気配がある。
LineChartSP10vsSPX1f1_20131220 

わかりやすいバブル


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第138号 わかりやすいバブル

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米国QE3の縮小が始まりました。

毎月850億ドル行っていた債券購入を750億ドルに減額。

日本円で言えば約9兆円から1兆円も減らしたことになります。

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しかしこれは「引き締め」ではありません。

「超超超超超超超超超」緩和が

「超超超超超超超超」緩和になった程度です。

超異常な金融緩和を、異常な金融緩和に戻すだけなのです。

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もちろん、方向性が変わったことは無視できません。

これまでアメリカが出してきた資金がなくなるのです。

緩和縮小の話が出てから数か月は市場が動揺し、
新興国から信用収縮が始まる気配がするほどでした。

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しかし今では違います。

「緩和を縮小するほど景気が回復したのだ」

と好意的に解釈されています。

そうなるまで緩和縮小を延期したのであれば、
バーナンキ氏が市場の期待をコントロールする手腕はスバ抜けていると言えるでしょう。

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これにより予定通り、米国がいちはやく業績相場に入ります。

株価が上がり、金利が上がり、米ドルが上がります。

日欧などの先進国は、米国の旺盛な需要とドル高で大きな恩恵を受けるでしょう。

フォロワーでしかなくても、おこぼれは巨大です。

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一方、新興国は不安定なままです。

米国の需要が旺盛なのは良いのですが、資金流出の恐怖と戦わなければなりません。

さりとて金利を早く上げ過ぎてしまえば、景気が腰折れします。

下げてしまえばインフレが進みます。

結局は先進国に「なされるがまま」となります。

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これは株式市場にとって好都合です。

先進国経済は新興国ほど資源を使わないので、
資源価格が上がりません。

新興国の地代や労働コストも上がりません。

先進国にとってインフレの心配は当面ない、ということです。

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堅調な米国と不安定な新興国。

これは株式にとって理想的な投資環境を生み出します。

金利高・株高・通貨高で米国の消費は増え、
一方で金融緩和と景気対策が続きます。

実体経済と金融の両方が揃って、株価を押し上げるのです。

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インフレが進んで引き締めが起こるまで、
あるいはバブルが行き過ぎて自然崩壊するまで、
上昇は止まりそうにありません。

新興国危機を乗り越えて、3年ほど続いてしまう可能性もあります。

それまでに株価がどこまで上がっているか、私にはさっぱりわかりません。

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確かなことは、まだ業績相場が始まったばかりと言うこと。

そして株価が上がりやすい季節も始まったばかりと言うこと。

恐れることなくロング継続です。


(終)


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気になるチャート 20131220

米FOMCが緩和縮小に踏み切った。
債券購入額を月850億ドルから750億ドルに。
あくまで緩和縮小であって、引き締めではない。 

その決定前は利食いが先行したが、決定すると米国株は高値を抜いてきた。他国への波及効果はやはり大きい。

LineChartMajorEq1f1_20131220
 
 

























対MSCIでみるとさらに明確に、が世界の株を牽引していることがわかる。
LineChartMajorEqvsMXWO1f1_20131220 



























米ドル高も既定路線。他国は緩和を縮小できないのだから当然だ。
日本などは追加緩和まで示唆している。
LineChartMajorCcyUSD1f1_20131220 



























背景にある米金利の上昇。
10年国債が3%ならリスクを取って新興国に投資することはない。

LineChartGovBond1f1_20131220



























業績相場なのだから、米業種でディフェンシブや金融が強くないのも当然。
しかしエネルギーや素材まで冴えないところに、今回の上昇相場の特徴がある。
LineChartSP10vsSPX1f1_20131220 

「米国債の無効化」は歯止めにならない


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第137号 「米国債の無効化」は歯止めにならない

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米国QE3縮小のタイミングにらみながら、株式市場は小康状態にあります。

今週は国際情勢について話しましょう。

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私は、尖閣諸島などを巡って日中が武力衝突する可能性があると考えています。

北朝鮮の張成沢氏処刑も大きな出来事であり、東アジアのきな臭さは増すばかりです。

そのときのためにどんなポートフォリオを組んでおけば良いのかということも、
会員レポートなどで提示しています。

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そんな中、こんな論調を目にすることがあります。

「中国は大量の米国債(130兆円以上)を買っているが、米国はこれを無効化できる。

それが怖いので中国はアメリカに逆らうことができない。

米国が日本の味方をしている限り、中国が尖閣を取りに来ることはない。」

というものです。

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これに対しては2つの面から考えてみたいと思います。

まず国債130兆円をいきなり、特定の相手にだけ踏み倒したら何が起こるかということです。

確かにそうすれば、中国は困ります。

しかし同じぐらい米国債を持っている日本も、「次はオレかな」と疑心暗鬼になります。

米国と微妙な関係にある国だけでなく、産油国なども同じことを考えます。

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確かに良い「見せしめ」にはなるので、各国政府は米国債をしぶしぶ買い続けてくれるかもしれません。

しかし心の底では米国を憎み、民間ではなるべく米国債を買わないようにするでしょう。

米国債の無効化は同盟国まで不安にさせ、米国のファイナンスに大きな悪影響を及ぼしてしまうのです。

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米国は人権や私有財産を大事にする国です。

そうすれば世界中から人材と資金を呼び込み、国を発展させることができると知っているからです。

たとえ潜在的な敵国人であっても、法律を守って納税している限り人権も財産も保護されます。

だからこそ中国の高官は、家族や財産をアメリカに逃がしているのです。

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もちろん緊張が高まれば、敵国の資産を「凍結」することはあります。

かつての日系人のように人権を制限して収容所に入れることもあります。

しかしそれはもはや戦争とほぼ同じ状態です。

「だから無効化はありえない」と言っているのではありません。

米国自身にも大きなダメージがあるので、「簡単には使えない」と言っているのです。

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日本にとっても「米国債の無効化」の前例ができることはありがたくありません。

さらには日本のためにそんな伝家の宝刀を使ってくれるか? という問題があります。

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米国要人のすべてが日米安保や尖閣防衛を重視しているわけではありません。

国防総省は、米国の超覇権に日本が必要なことを良く知っています。

しかしオバマ大統領や国務省は、それほどでもないように思えます。

米軍が頑張っても大統領と国務省がヘタレたら、相手はますます自信を持って踏み込んできます。

かつてのチェンバレン英首相のように、戦争を回避したいという心理がかえって武力衝突を招いているのです。

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北朝鮮にも同じような危険があります。

これまで国を切り盛りしてきた義理の叔父、張成沢を処刑してどうするのか。

中国とのパイプを切ってどこに行くのか。

独裁国家に先進国のロジックは通用しません。

単なる「権力の基盤固め」以上のものを感じます。

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歴史を見る限り、

「貿易や金融のつながりが深いから戦争は起こらない」

と考えるのはあまりにも楽観的過ぎます。

現に日本は、最大の貿易相手でエネルギーや工作機械において依存していた米国を相手に戦争を起こしています。

特に独裁国家においては、権力者が自分の地位を守るために戦争を引き起こすことが起こり得るのです。

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せめて我々だけでも「武力衝突や戦争がありえる」と考えて備えておきましょう。

米国が日本のためだけに、米国債無効化に踏み切る可能性はほぼありません。

米国ばかりをあてにせず、国土や財産は自分で守ることです。




(終)


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