ワイルドインベスターズ投資ブログ

     ~ グローバル投資への扉 ~   関東財務局長(金商)第1173号

2012年12月

気になるチャート 20121229

円安に弾みがついてきた。

LineChartMajorCcyJPY1f1_20121229


日米の資金供給で株価も好調に上がっている。

LineChartMajorEqinJPY1f1_20121229


TOPIX(円ベース)で見ると、日本株が円安を差し引いても相対的に上がっている(他国が下がっている)ことがわかる。

LineChartMajorEqvsTPX1f1_20121229


日本国内では大型株(コア30)の逆襲が続いている。

LineChartEqJPNidxvsTPX1f1_20121229


しかし絶対レベルでは、中小型も好調。

LineChartEqJPNidx1f1_20121229




欧州ソブリン金利は小康状態続く。


LineChartEUR5YrGovSprd1f1_20121229


対DAXで見ても格差は広がっていない。

LineChartEqEU2vsDAXinEUR1f1_20121229



コモディティ価格が落ち着いているので、金利や株価には良い環境と言える。


LineChartCmdtyIDX1f1_20121229

ロシアからのラブコール


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週末だけのグローバル投資  -生き残りの処方箋- 

第89号 ロシアからのラブコール

週1回発行
                      ワイルドインベスターズ株式会社
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日本の選挙で自民党が勝ち、脱デフレなどの経済政策が期待されています。

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しかしこの選挙のもうひとつの目玉は領土問題でした。

というのも民主党政権になってから周辺国は
公然と日本の立場を踏みにじるようになったからです。

メドベージェフ大統領(ロシア)の北方領土訪問、
李明博大統領(韓国)の竹島訪問、
そして中国の尖閣侵入常態化などです。

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自民党は「尖閣の実効支配強化」を掲げており、
他の党はそれに対し「周辺国を刺激するな」と批判していました。

それに対する国民の答えが、自民党の勝利だったのです。

これは同じ問題をかかえるアジア諸国からも歓迎されており、
安倍自民党の勝利に対し各国から歓迎の連絡が来ています。

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その中に混じって「おや?」と思うことがあります。

実はロシアがプーチン大統領に代わってから、
日本へのラブコールが増えたのです。

「北方領土を一部返還するから仲良くしよう」
というシグナルをたびたび送ってきています。

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実はこれは、ある程度予測できたことでした。

1. ロシアのシベリア地域は、中国系住民の大量流入で乗っ取られそうになっています。

2. 欧州ではドイツの力が増し、「第四帝国」ができる可能性がわずかながらあります。

3. またシェールガス革命でエネルギー価格が頭打ちとなり、
   ロシア主力産業の力が弱まっています。

ここで日本と手を組んで、
国土防衛と経済復興にお互いを利用し合うというのは理に適った話です。

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このラブコールに対し、日本の民主党政権は完全に黙殺でした。

シグナルの意味がわからなかったのか、
中国に配慮したのかはわかりません。

しかし自民党はさっそく特使を派遣する構えです。

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仮に北方領土が進展なり解決すれば、
他の周辺国にとって強い牽制となるでしょう。

外交政策としてはかなりの上策であり、
うまく行くことを願っています。

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しかし避けなければならないのは、
「領土返還」というエサに釣られて一方的に利用されることです。

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これまでの対ロ交渉では日本側に意思と原則がなく、
交渉と呼べるものではありませんでした。

だから漠然とした期待や、守られない契約を信じて、
いいように利用されるだけだったのです。

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日本の「善隣外交」は、いつも利用されるだけで自分を窮地に陥れます。

甘い話に釣られて大陸に出かけ、資金と技術と労働力を提供し、
最後はすべて奪われて泣きながら帰ってきます。

満州開拓団しかり、朝鮮半島しかり。
シベリア抑留しかり、サハリン2しかり。

だったら最初から交渉などせず、疎遠なままで良いというのもひとつの考えです。

チャンスを逃すことになりますが、ピンチに変えてしまうよりはマシです。

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もしこれをチャンスとして生かすつもりであれば、
「日本とロシアが近づくふり」をするだけでまずは十分かもしれません。

次には経済協力なしで、領土問題の解決を目指します。

いちばんアホなのは日本側から経済協力を申し出ることです。
そんなことをしたらまた利用されるだけで、むしろ解決を遅らせてしまいます。

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しかし「経済協力なしの北方領土返還」なんて、できるのか?

実はそれは可能です。

というのも日露の間には和平条約がないので、
ルール上は日本側から(軍事的に)取り返すことがまだ可能なのです。

中国のシベリア人口侵略を警戒するロシアとしては、
実質的飛び地になるかもしれない千島樺太まで日本が取り返す可能性を条約で潰しておきたいのです。

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ロシアは条約があってもなくても、どうせ日本が弱ったら侵略して来ます。
そしてロシア側は、日本が条約を律儀に守ることは知っている。

つまり日露和平条約は日本の行動を縛ることはあっても、
ロシア側が縛られることはありません。

となると条約を結びたいのはむしろロシア側で、
日本としては北方領土が帰ってくればそれを呑むことができます。

日本が軍備を強化しながらこの交渉を行えば、
さらに有利にことを運べるかもしれません。

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ただしこれは「上級者用」の解決策です。

そんなことを考える政治家や官僚がいたとしても、
ほとんどの国民は理解してくれないでしょう。

そして日本よりも中国・韓国・北朝鮮のために働くマスメディアは、
日露接近を大声で邪魔するはずです。

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さて新生日本の試金石となりそうなロシアからのラブコール。

気づかぬふりで現状維持も良し。

チャンスを生かして領土返還につなげるも良し。

しかし「やらずぶったくり」に終わるだけの
経済協力だけはやめてほしいところです。



(終)





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気になるチャート20121222
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気になるチャート 20121222

日米の金融緩和でリスクオン継続ながら、一時休憩の気配。
LineChartMajorEq1f1_20121215


円安の継続は、リスクマネーを供給しやすくする。

LineChartMajorCcyJPY1f1_20121215


日本株では不動産・建設、それに金融系の上昇が目立つ。
デフレ脱却への期待は大きい。
LineChartTPX33vsTPX1f5_20121222


米国でも金融が立ち直ってきた。

LineChartSP10vsSPX1f1_20121222





コモディティはややリスクオフ。
LineChartCmdtyIDX1f1_20121222

「倒産・失業の輸入」がようやく止まる


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第88号 「倒産・失業の輸入」がようやく止まる

週1回発行
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日本株はやや勢いを失いましたが、円安が続いています。

特に今週は資源国通貨が上がってきました。

日本の金融と経済がうまく回ることで、
世界にリスクマネーが供給されるという読みは正しかったことになります。

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これは今日行われる選挙で
「国土強靭化200兆円+インフレターゲット2-3%」
を標榜する安倍自民党が勝利するということを先読みした動きです。

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自民党はこれまで、公共事業などのケインズ政策は行ってきました。

しかしそれに金融政策や日銀法にまで踏み込んだところが
進化したポイントです。

これほどはっきり経済+金融政策を打ち出したことは
日本の政党では珍しいことです。

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リーマンショック以降、各国はこぞって「金融緩和+通貨安」政策を行い、
自国の産業と労働者を守ってきました。

というのも通貨安政策は

- 輸出が有利になり産業が守られる。失業が減る。
- デフレに歯止めがかかる
- 借金が減る

と、いいことづくめだからです。

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それがインフレや生活苦に結び付くとまずいですが、
年率2-3%ならまったく問題ありません。

アメリカも中国も、そして欧州も
みんなやっている当たり前の政策です。

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しかし日本だけはそのやり方が弱かったのです。

アジア通貨は円の半値にまで下がり、
日本企業からシェアを奪いました。

日本企業はコストの高い日本から出て、
海外への投資を進めました。

つまりすべての国がよそに押し付けたかった「倒産と失業」を
世界中からせっせと輸入し続けた3年間だったのです。

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名だたる名門企業が苦しみ、人員を削減しました。
中には倒産のふちに追いやられた企業もあります。

そんなことをしておいて「税収減ったから増税な」と言い出したので、
みんなブチギレしました。

「増税は議論さえしない」「埋蔵金がある」「無駄を切り詰める」
と言って政権を取った人たちの言葉とは思えませんでした。

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しかしようやく、それにも歯止めがかかりそうです。

他の国では普通にやっていることをマネするだけなのですが、
ここに来るまで長い道のりでした。

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成長もイノベーションも、仕事を続けて収入を得る中で行うものです。
倒産と失業の中で世界のライバルと戦うことは困難です。

何がヒットするのか、どの企業が成長するのか、
それは政治家には決められません。

しかしそれらが生まれやすい環境を整えることはできます。

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ようやく3年前に戻りそうな今日。

失ったものは多いですが、
おかげで骨身に沁みてわかったこともあります。

当たり前のことが当たり前に議論され、
当たり前に実行できる国になりたいものです。

(終)





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気になるチャート20121215
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気になるチャート 20121215

円安を背景に株価は堅調である。
以前に書いたように、日本経済の健全化はリスクマネー供給を安定化させるだろう。
LineChartMajorCcyJPY1f1_20121215





やはり、他国の株も立ち直ってきた。
LineChartMajorEq1f1_20121215



日本のTOPIXも上がったが、ここのところは円安のおかげで他国の株も好調。
特に新興国の反発が大きい。
TOPIXを100として相対株価を見るとよく分かる。

LineChartMajorEqvsTPX1f1_20121215


日本株の中では大型株の買い戻しが中小型にもじわり広がっているようだ。
反対に好調だったREITが利食いに押されている。
LineChartEqJPNidx1f1_20121215



これもTOPIXを基準にするとはっきりわかる。

LineChartEqJPNidxvsTPX1f1_20121215


米国セクターでは一般消費財が堅調。
情報技術がひどいことになっているが、アップル(AAPL)の影響が大きい。


LineChartSP10vsSPX1f1_20121215


コモディティは軟調な中で産業用金属だけが気を吐いている。
LineChartCmdtyIDX1f1_20121215

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