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週末だけのグローバル投資 -生き残りの処方箋-
第45号 TPPに見る「2つの世界」
週1回発行
ワイルドインベスターズ株式会社
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
現在、同じ国でも中に2つの世界があります。
ひとつはグローバルで絶え間ない競争と成長の世界。
もうひとつは、小さくなる就業機会の奪い合いの世界。
それが国民の利害を対立させ、
「内戦」のような状況になっています。
*****************************************
いま、TPP(環太平洋パートナーシップ)へ参加するかどうかで揉めています。
これはまさに「2つ世界」のせめぎ合いです。
グローバル企業はなるべく国際間の関税や障壁を減らして
輸出を増やしたい。だから賛成。
反対にほとんどの業種、あるいは労働者にとって
外国の製品や労働者がなだれ込んで来るのであれば死活問題となります。
だから反対。
*****************************************
数としては労働者のほうが圧倒的に多いので、
内容を知られたら反対派が多くなるに決まっています。
だから賛成派は
- 議論が高まる前に
- 内容を理解させないまま
- 参加を既成事実に
したがるのです。
*****************************************
また、とりあえず参加表明だけしておいて
不利になったら離脱すれば良いという人もいます。
しかしこの手の話は、参加する時点ですでにコミットしてしまっています。
おいそれと抜けられるものではありません。
「とりあえず始めておいて、イヤならやめれば良い」
そんな後戻りが簡単でないことは、日本の政権交代が証明しています。
*****************************************
今のような時代には多くの人々にとって
民主主義が危険に感じられるかもしれません。
利害が一致しない国民の間で意見がまとまらず争っている間に
外国や巨大企業につけ入る隙を与えてしまうかもしれないからです。
*****************************************
すると民衆にとって、強力なリーダーシップで国益を守ってくれる
カリスマや独裁者は魅力的に見えてきます。
確かに今はヒトラーなどが出てきた戦前の状況によく似ています。
またプーチンが大統領への復帰を望まれるのも、同じ心理でしょう。
*****************************************
逆にグローバル企業から見ると、
そんな人物は世界市場開拓を阻む「邪魔者」です。
独裁者をひきずり降ろし、その市場をもっと開拓したいと願うでしょう。
そのときは自分が手を汚すのではなく、
その国民自身が行動を起こしてくれるのであればベストです。
「自由」「民主化」などは格好の旗印となるでしょう。
*****************************************
TPP参加へのゴリ押し。
政治に対する不満。
世界に広がる反企業デモ。
プーチンの大統領復帰。
カダフィの最期。
これらはすべて、同じ糸でつながっているのかもしれません。
(終)
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週末だけのグローバル投資 -生き残りの処方箋-
発行責任者 ワイルドインベスターズ株式会社
バックナンバー http://archive.mag2.com/0001237271/index.html
公式サイト http://www.wildinvestors.com/member/
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Copyright (c) Wild Investors Inc. All rights reserved.
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ひとつはグローバルで絶え間ない競争と成長の世界。
もうひとつは、小さくなる就業機会の奪い合いの世界。
それが国民の利害を対立させ、
「内戦」のような状況になっています。
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これはまさに「2つ世界」のせめぎ合いです。
グローバル企業はなるべく国際間の関税や障壁を減らして
輸出を増やしたい。だから賛成。
反対にほとんどの業種、あるいは労働者にとって
外国の製品や労働者がなだれ込んで来るのであれば死活問題となります。
だから反対。
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数としては労働者のほうが圧倒的に多いので、
内容を知られたら反対派が多くなるに決まっています。
だから賛成派は
- 議論が高まる前に
- 内容を理解させないまま
- 参加を既成事実に
したがるのです。
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また、とりあえず参加表明だけしておいて
不利になったら離脱すれば良いという人もいます。
しかしこの手の話は、参加する時点ですでにコミットしてしまっています。
おいそれと抜けられるものではありません。
「とりあえず始めておいて、イヤならやめれば良い」
そんな後戻りが簡単でないことは、日本の政権交代が証明しています。
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民主主義が危険に感じられるかもしれません。
利害が一致しない国民の間で意見がまとまらず争っている間に
外国や巨大企業につけ入る隙を与えてしまうかもしれないからです。
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すると民衆にとって、強力なリーダーシップで国益を守ってくれる
カリスマや独裁者は魅力的に見えてきます。
確かに今はヒトラーなどが出てきた戦前の状況によく似ています。
またプーチンが大統領への復帰を望まれるのも、同じ心理でしょう。
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逆にグローバル企業から見ると、
そんな人物は世界市場開拓を阻む「邪魔者」です。
独裁者をひきずり降ろし、その市場をもっと開拓したいと願うでしょう。
そのときは自分が手を汚すのではなく、
その国民自身が行動を起こしてくれるのであればベストです。
「自由」「民主化」などは格好の旗印となるでしょう。
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政治に対する不満。
世界に広がる反企業デモ。
プーチンの大統領復帰。
カダフィの最期。
これらはすべて、同じ糸でつながっているのかもしれません。
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